ゴルフカートで自動運転? 意外な可能性に驚く
2018年6月20日(水)
不明を恥じるというのはこのことだろう。話には聞いていたが、ここまでとは思わなかった。
「自動運転車としてのゴルフカートの活用」の話である。筆者はゴルフをしないので、そもそもゴルフカートがゴルフ場内を運転手なしに、自動で走っているということも知らなかったのだが、ゴルフカートを活用した「新たなモビリティを模索する活動」が全国各地に広がっていることも今回初めて知ったような次第だ。
いやはや、勉強させていただきました。 筆者がそのことを知ったのが、IHSマークイットが日本で開催したカンファレンスである。
同社は世界でも屈指の調査・予測会社で、2016年3月に米国の大手調査会社のIHSと、英国の金融調査会社のマークイットが合併して誕生した。
IHS自体が、米CSMワールドワイドや、米R.L.ポークといった自動車分野の調査会社を吸収合併しながら巨大化してきた企業で、自動車分野における将来予測では世界最大の企業といっていいだろう。 そのIHSマークイットはこれまで毎年3月に、主にクライアント向けに世界の自動車産業の動向を解説するカンファレンスを開催してきたのだが、3年前から、これとは別に自動運転や電気自動車(EV)、コネクテッド化といった新しい技術が、自動車産業を今後どう変えていくのかにテーマを絞ったエグゼクティブ・ブリーフィングを開催している。第4回となることしも6月12日に「自動車産業のパラダイムシフト―自動運転と電動化が再定義するモビリティ」と題して開催された。 同社のエグゼクティブ・ブリーフィングは年々規模が拡大するとともにプログラムも充実し、今回のブリーフィングでは多様な講師の講演を聞くことができた。
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