「非まじめ」は、字面からも発音からも、不まじめと混同されやすい。

だが、この両者はこのような理由によって、まるで次元が異なるのである。

 (中略) 

現代の行きづまりをなんとか越えられないかという、あがきの結果が 森 政弘先生の 『非まじめのすすめ』である。

                                                                                             

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ぐうたらの "不まじめ" でもなく、頭から湯気を立てる "まじめ" でもなく、ピンチに悠々として、

透徹した眼力と冷静な頭脳をもって解を求める姿勢、それが「非まじめ」である。                   

無駄を拒否しない。無駄に対して大きな愛情をもつことである。

 すると不思議にも無駄は余裕に変身する。
「まじめな人間が嫌うあいまいな事、いい加減な事というのは実は非常に高級な事である。」
捨てれば得られる。得るばかりの発想というのは、人間の心を貪欲にする。

   精神の健康をもたらすには 捨てる発想もまた必要。 邪魔だから投げ捨てるのではなく、 離れるべき時がくれば、さっと離れる・・・」  




創造とは、常に作用し続けている変化流動という大自然のはたらきが、われわれ人間という存在の上に行為として現れたものである。きわめて自然で、この上なく健全かつ素直なものである。

大自然は常に生き生きとし、美事に調和しているがゆえに、われわれが創造的であるのならば、われわれの世界も健全で調和するはずである。

それなのに現実は、問題続出、不健全で不調和なのは、一体どういうことなのか。

~  続 非まじめのすすめ』から


「非まじめ」のための『心の健康』

  溌剌としていて、何事に対しても興味がわく。

     しかし、集中力があり自分に欠けた物事に魅力を覚え、拒否しない。

② アイデアに富み、毒を薬に転換する姿勢が強い。

  どんなことに遭遇しても頭にカッとくる事がない。アイデアと機知でユーモラスに打ち勝ってしまう。

  デリケートな心情。感覚はアナログ的。それでいてひ弱でなく、気宇広大。

  いやな事に悠然と立ち向かうことができる

  厳しいが、和やか

⑦ 自信があるが、謙虚 

⑧ エゴがなく、相手の立場に立てる    ・・・など


ロボットコンテストの教育的意義」という森 政弘 先生のお話の中から、以下のようなコメントを見つけました。
      危機意識をもつだけでは問題は解決しないので、何かをしなければなりません。でもどうしていいかわからない。

すると、深層心理の中に危機感がどんどん蓄積していきます。やがて、その危機意識を夢に見るようになりました。

夢に見るぐらいのときに、何か外から刺激が入ると心の中で熟成してきたものが爆発して、意識の上に出てきます。
禅哲学者の鈴木大拙 先生が著された禅の本などを読みますと、禅僧が悟る瞬間とは、心の中で悩みに悩んで考え抜いて、坐禅し抜いた挙げ句、日常の作務の中で石ころに箒がぶつかって見性した、あるいは警策で叩かれた瞬間に悟ったという話が出てまいります。   

             ☞参考 : 「ロボット工学と仏教」AI時代の科学の限界と可能性

AI(人工知能)の技術開発が「心・欲望・悟り」の領域に入りつつある今日、とくに理系の研究者

や技術者、学生にお薦めの仏教哲学入門書。               

 

それと同じパターンで、心の奥底で熟成され、深層心理 の中にグッと収めていたものが、昼間は忘れているけれども夜には夢に出てくるといった状況でした。そして八月のある日、私は 熱い風呂 に入りました。

面白いもので、風呂でいろいろとアイデアを出す人がいますが、私もいろいろなアイデアが出るのは、風呂に入っているときがいちばん多いのです。ポッと出ます。ただし、その前によく 熟成 させておく必要がありますよ。


☞ 「ロボコンの始まりは乾電池一つの競技から

 どんなアイデアかというと、実にばかばかしいものですが、単一乾電池、つまり懐中電灯の乾電池一個だけのエネルギーで、人間を乗せて走らせることのできる車ができないかと思ったのです。

乾電池でモーターを回して、回転数を歯車で落としていくと、回転数が二分の一になれば回転力は二倍になります。十分の一に落とせば十倍になり、千分の一に落とせば千倍になりますから、さらに回転数を落とせば、人間ひとりを乗せた車を動かせるぐらいの回転力は出るだろう。

(中略)  しかし一方で、そんなにたくさんの歯車や軸受を使ったら、摩擦か何かで動かなくなってしまうのではないかということも思いました。 結局、やってみなければわかりません。 

 

・・・このようなアイデアが発端となって、ロボコンが始まったというコトでした。


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