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ロボットが食品工場の救世主になれない理由

   中小企業が使いこなすには「橋渡し役」が必須  

20180625

ロボットアームが空揚げや梅干しといった具材を器用につまみ上げ、弁当のトレーに正確に盛り付けていく――。

6月中旬に東京ビッグサイトで開催された食品機械展示会で注目を集めたのが、このロボットによる盛り付けデモだ。

今、弁当や総菜などの食品製造業で人手不足が深刻だ。

主戦力であるパート職員が足りず、厚生労働省によれば、業界の欠員率は製造業全体の倍以上

加えて食品工場の7は中小企業が占める。

展示会のブースでロボットの営業にあたっていたソフトウエア会社関係者は、「地方の中小企業からの引き合いが非常に強い。

各社とも東京では想像がつかないほど、人手不足が深刻な様子」と語る。

こうした中小企業の大半は小規模ラインで日々さまざまな品目を生産するため、既存の「寿司マシン」のような専用機だけでは心もとない。 そこで人手に代わる存在として期待されるのが、多様な動作を柔軟に設定できる産業用ロボットだ。


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