おがわの音♪  第321版-第340版


 色とりどりの砂糖菓子かと思って拡大してみると、何とそれは「歯車」。直径1ミリにも満たないという驚きのパーツを開発したのは「樹研工業」という、一見どこにでもありそうな、愛知県に本社を置く中小企業です。

しかしこの会社、普通の企業とは異なる「経営哲学」を持っており、その結果、現在では世界に名を馳せる有名企業となっています。  


 おがわの音♪ 第339

  ヒントは鳥居。日本が世界に誇る「絶対ゆるまないネジ」誕生秘話

 神社の鳥居からヒントを得て開発され、スカイツリー、新幹線、そして各国の高速鉄道にも採用されている、絶対にゆるまないネジ「ハードロック」。純国産にこだわり、今や全世界に受け入れられるまでになった「革命的なネジ」ですが、そこに至るまでには苦難の道のりがありました。 


 おがわの音♪ 第338

下町の職人魂が世界を変えた。墨田区の金型職人・岡野雅行の執念  

東京都墨田区にある従業員6人の小さな町工場。

しかし、「誰にも真似できない技術」を求めて、世界中からひっきりなしに仕事の依頼が舞い込んでいます。

世界一の技術を誇る「岡野工業株式会社」の経営者であり、金型プレス職人でもある岡野雅行社長の男気溢れる「職人魂」に迫ります。


 おがわの音♪ 第337

  世界シェア・トップを誇る日本の中小企業にあった「3つの共通点」

   世界に誇る技術を持ちながら一般的にはあまり知られていない「国内の小さな世界一企業」を紹介し続けてきた。

今回も世界トップレベルの技術を持つ中小企業を取り上げながら、それらの企業の根底に流れる共通点を考察します。

経済産業省の内部資料によると、日本には世界シェア・トップの中小企業が100社以上あるという。

 さらに政府系金融機関が把握している世界トップレベルの技術を持つ企業を含めると、1000社を超えるという推計もある。

瀬戸大橋やスカイツリーなどで使われている「絶対ゆるまないネジ」を開発したハードロック工業(社員50名弱)、100万分の1グラムの歯車を作った樹研工業70名)、痛くない注射針を開発した岡野工業6名)など、紹介してきた。

近年はエレクトロニクス分野ではソニーやパナソニックなどが一時ほどの存在感を失い、アップルやサムスンなどにお株を奪われたように見えるが、これらの外国企業も部品レベルでは多くの日本企業に頼っている

自動車分野はトヨタを代表に日本企業が世界をリードしているが、それも日本の優れた自動車部品メーカーの力による所が大きい。

逆に欧米メーカーが日系部品メーカーを使って追い上げを図っている

エレクトロニクス、自動車などは売上げ規模も大きいので大企業でないと取り組めないが、グローバル化の時代には部品・材料を供給する中小企業が世界のマーケットで勝負できるし、かつ本格的な技術革新は部品材料から生ずる ものが多い。

こういう意味で、日本に1000社もの世界トップレベルの中小企業が存在するという点は、我が国の財産である。   


 おがわの音♪ 第336

    「働き方改革」で何が変わるのか実践してみた

~時間に余裕ができたら消費は増えるのか

   働き方改革の重要な論点の1つは、新たな需要を生み出すことができるかどうかである。

721日に内閣府が発表した「平成29年度 年次経済財政報告」の「第2章 働き方の変化と経済・国民生活への影響」では、働き方改革による労働生産性への影響や国民生活への影響が58ページにもわたって議論された。

長時間労働の是正などによって生産性が向上するといったすでに幅広く議論されている内容に加えて、働き方改革による余暇時間の増加についても議論されていることが特徴である。たとえば、下記のような記述がある。 

  「日本では一人当たり労働時間は減少してきたが、国際的にみると、いまだ総労働時間は相対的に長く、その反面として、いわゆる余暇時間は短い」(P102

  労働時間の変化は家計の消費行動にも影響を及ぼすと考えられる。働いている主体は買い物をする時間が短い勤め人の女性と無職の女性を比べると、買いものをする時間帯や長さが異なる。勤め人の女性は、夕方などの会社帰りの時間帯に買い物をする傾向にあり、無職者の女性のおよそ半分の時間を費やしている。ただし、休日でくらべれば、無職者(女性)と勤め人の女性では買い物の時間帯や時間の長さは大きくは変わらない。通勤時間等が変更され、労働時間が短縮されれば、勤め人の買い物時間帯の幅や長さも伸びる可能性もある」(P132


 おがわの音♪ 第335

    30歳年収「近畿地方580社」ランキング 

キーエンス1600万円超、大阪本社の企業高い

 東洋経済オンラインは上場企業約3600社を対象に各社の30歳社員の年収を推計。

 全国7地域(北海道・東北、東京除く関東、東京、中部、近畿、中国四国、九州沖縄)に分けて最新ランキングをまとめた。

これまで「東京都トップ500」「東京都ワースト500」「東京除く関東325」を配信してきたが、第4弾として、近畿地方の24県(大阪府、京都府、兵庫県、滋賀県、奈良県、和歌山県)に本社を置く580社のランキングを公表。

8月に配信した「40歳年収『近畿地方580社』ランキング」30歳年収版となる。

単体の従業員数が20人に満たない場合や平均賃金の発表がない企業は集計対象から除いた。

有価証券報告書(20156月期~20165月期)の公開データと、厚生労働省が調査・公表している「平成26年 賃金構造基本統計調査」を基に試算した。業種分類ごとに賃金カーブを算出し、それを各企業の平均年収と年齢に当てはめて試算した。

あくまで理論的に割り出した推計値ながら、一定の目安となるはずだ。

グループ企業については、全体で連結ベースの年収を算出するのがベストだが、基データとして使用している有価証券報告書のデータが単体会社のものであるため、単体の年収数字となっている。また、純粋持ち株会社は本社の中枢機能を担う社員のみで成り立っているケースが多く、年収が製造現場などの実態より上振れる傾向にある。  


 おがわの音♪ 第334

     セブン&アイ、好調コンビニの陰に漂う不安    

「(国内コンビニエンスストア業界での)売上高シェアを現在の43%から50%に引き上げることを目指したい」。

セブン&アイ・ホールディングスの井阪隆一社長はそう強調した。1012日に発表されたセブン&アイの2017年度上期(201738月期)決算。売上高にあたる営業収益は29871億円(前期比4.2%増)、営業利益が1944億円(同7.2%増)と増収増益で着地した。 


 おがわの音♪ 第333

  誰がアディーレを業務停止に追い込んだのか    

  お笑いコンビ・ブラックマヨネーズのテレビCMでお馴染みの弁護士事務所・弁護士法人アディーレ法律事務所が、1011日、所属する東京弁護士会から2カ月の業務停止処分を受けた。同時に同事務所の創設者で、元代表の石丸幸人弁護士も個人で業務停止処分を受けており、期間は弁護士法人よりも長い3カ月となった。  


 おがわの音♪ 第332

  秘められた花街のしきたり

 京都の花街で舞妓さんや芸妓さんと一緒に食事をしたりお酒を飲む場所を「お茶屋さん」といいます。

お茶屋さんは、置屋(おきや)、又は屋形(やかた)と言われる所から舞妓さんや芸妓さんを呼んで料理などを用意するところです。 

いわゆる芸妓遊びをするお座敷です。 置屋や屋形は大抵お茶屋さんの近くにあり、芸舞妓を抱えている場所です。

モデル事務所のように思われるかもしれませんが、実際に芸舞妓さんが住んでいる生活の場です。

お茶屋さん(お客さん)の要望があると置屋から芸舞妓さんがお座敷に派遣されることになります。

舞妓さんになるためにはまずこの置屋に住み込みをしなければなりません。 

昔は幼女の頃から親元を離れ置屋の女将さんを「お母さん」と呼び、厳しい修行を積むのが慣例でした。

今はだいぶ年齢も上がり京都だけでなく、日本全国から舞妓見習い希望者が現れ、小学生や中学生から修行は始まります。

 京都出身の芸舞妓さんの方が少ないなんてことも聞いたことがあります。 


 おがわの音♪ 第331

  「トヨタのできる人」が365日実践する3大習慣

  昨今、「生産性向上」が日本企業の大きなテーマになっています。

しかし、「実際に生産性を上げるためにどうすればいいの?」と悩むビジネスパーソンも少なくありません。

18311億円(20173月期)もの純利益を生み出す一方で、1台の自動車を60秒足らずで生産し、生産性向上に日々努めてきたトヨタでは、どのような方法で生産性を高めているのでしょうか。

トヨタで40年の経験をもつトレーナーたちが日々実践してきた習慣を紹介した『仕事の生産性が上がる トヨタの習慣』の中から、トヨタのできる人が日々実践している習慣を3つ紹介します。


 おがわの音♪ 第330

希望の党の政策「内部留保課税」がヤバすぎる

    最近、希望の党から企業が保有する「内部留保」に対して課税するという政策が打ち出され、これに対する批判が高まっています。 「二重課税である」とか「会計の仕組みを全然わかっていない」など、筆者から見ればいずれももっともな批判であり、「内部留保に対する課税」がかなり筋の悪い話であることは間違いありません。

 しかし、一般にいわれている理由とは少し違った角度で、「資本の原則」という観点からこの「内部留保課税のどこが問題なのか」を考えてみたいと思います。  


 おがわの音♪ 第329

     思わず背筋がゾッとする。京都の地名に隠された怖いエピソード8

  今となっては世界中から沢山の観光客が訪れる美しい古都、京都も実は恐ろしい由来を持つ地名がいくつも残されています。

1200年の長きにわたり何人もの権力者たちがこの地を目指し、戦乱によって多くの人の血が流れた場所でもあります。

そのため、京都の地名をひも解くと「そうだったのか!」と背筋が凍るような言い伝えの数々が残されている場所が少なくありません。諸説ありますが、今回はそのうちの一部をご紹介します。   


 おがわの音♪ 第328

      HOW」から「WHAT」へ--シャープ戴社長が示した新たな幕開け    

シャープの代表取締役社長である戴正呉氏は1010日 社内イントラネットを通じて、社員に対して「いよいよ幕明け、『8K World & AIoT World 』」と題したメッセージを配信した。

10月から2017年度下期に入ったこと、106日に「CEATEC JAPAN 2017」が閉幕したタイミングでのメッセージとなり、冒頭戴社長は「上期の業績は現在集計中だが、順調な着地ができる見通しであり、2017年度のテーマである事業拡大が着実に進んでいる。半年間の努力に心より感謝する。下期もこの流れを止めることなく、全社員が一致団結し、5月に公表した通期業績予想を必ず達成しよう」と呼びかけた。 最初に言及したのが、「CEATEC JAPAN 2017」である。

「当社は、『8K World & AIoT World』をテーマに、3つのステージと4つの体験ゾーンによる展示を行い、シャープが目指す『人に寄り添うIoT』、『8Kエコシステム』を来場者に体験してもらった。来場者からは、『非常にわかりやすい展示でAIoTの価値が理解できた』、『AQUOS 8Kの臨場感に驚いた』などと好評だった。

また、開催前日に行った記者会見には、3363人のメディアが出席し、超高精細ディスプレイを活用した近未来手術を実現する8K内視鏡システムなど、8Kエコシステムの具体的な取り組みや、AIoT関連サービスの『COCORO+』ブランドへの統合、機器やサービスの拡充、AIoTプラットフォームの外販強化などについて紹介した。会見後にブースを取材した記者からは、『8KエコシステムとAIoTへの本気度を感じた』、『8Kの医療展開は新市場の創出と拡大が期待できる』、『ここ数週間で行われた一連の新製品やサービスの発表に続いて、AIoTプラットフォームに言及するなど、分厚く取り組んでいる印象を受けた』など、ポジティブなコメントをもらった」とした。


 おがわの音♪ 第327

    話がどうもヘタな人が知らない基本中の基本

  シーンに応じた王道パターンを知っておこう 

報告、会議、プレゼン、講演――。日々のビジネスシーンにおいては、みずからの言葉でアウトプットする場面が多々あります。

そのクオリティが仕事のクオリティを決めているといっても過言ではありません。

ただ、いつも準備万端の状態でアウトプットできるとは限りません。

まだ頭の中が整理できていない状態で発言しなければならなかったり、考えがまとまっていない状態でしゃべりださなければならなかったり。考える余裕がない中で、いかに、的確に、端的に、相手にわかりやすくアウトプットしていくか。 ビジネススキルにおいて非常に重要なポイントになります。


 おがわの音♪ 第326

  「成長目標」を掲げない会社が崩壊するワケ    

  目標を「横ばい」とした途端に会社は終わる 

松下幸之助の側近としてPHP研究所の経営を長くやってきた筆者の実感から言えることですが、経営者が経営を「現状維持でよし」と考え、そのような指示を出した途端、その会社は成長が止まります。

それどころか現状維持もできなくなり、確実に衰退します。売上9億円、赤字経営の状態でPHP研究所の経営を引き受けました。

そこから、社員が危機感をもってよく力を合わせ、汗を流し、努力してくれた結果、年々成果が上がるようになり、6年ほどで64億円の売上まで成長し、黒字経営になりました。

まさに「イケイケドンドン」という勢い。そのような勢いで成長発展するようになると、経営責任者の筆者は正直、怖くなりました。

気が弱いので、すぐに反動が来るのではないかと、恐る恐るの思いになりました。加えて、社員たちがそれぞれの仕事に、それこそ昼夜を問わず懸命に取り組んでくれている。寝食を忘れるような勢いで働いている。

そのひたすらさを見ているので、社員のためにも、とにかくいったん、「踊り場」をつくろう思いました。

それまで年々高く目標を提示してきましたが、その年度の目標は、前年度達成した売上・利益と同額にしたのです。

社員たちは、その私の目標設定をどう感じたかはわかりませんが、その年度はスタート時点から明らかに様子が変わっていました。社員はそれぞれ相変わらず懸命に仕事に取り組んでくれています。前年と変わりなく、力を出していることは伝わってきます。

ところが、その社員の懸命な努力が、前年までのような成果に結びつかないのです。

なにか、上滑りしている。走っている車のタイヤがスリップするような感じといえばいいのでしょうか。

当然、毎月の計画比が100を切る。このままでは、目標の「前年度横ばい」どころではなくなる。

そこで、年度後半になって、さまざまな手を打ちました。

結果的には、極めてわずかの上澄みでかろうじて目標を達成できましたが冷や汗ものでした。

なんとかなってよかったのですが、この経験から、「現状でよし」という目標を提示すれば、その目標が達成されることはおぼつかないということをはじめて理解しました。

あのまま手を打たずに放置すれば、せっかくのそれまでの社員の汗は空回りし、以降ずるずると滑り落ち、PHP研究所は「元の木阿弥」になっていたかもしれないと思います。もちろん、家族経営の会社であれば、それでも構わないかもしれません。

零細企業などでは、家族の生活費確保を目的としている経営もあります。

一定以上の規模になれば、番頭格の人をのれん分けという形で独立させていくような経営もあります。

おおむね、老舗と言われるお店は料亭と言わず、菓子舗と言わず、いわゆる個人経営の会社は、規模を大きくすることをよしとせず、現状を維持することに徹する傾向があります。

そのような経営もありますから、現状維持ということも1つの経営手法として、否定するものではありません。

しかし、ここでは多くの従業員が働く大企業について考えています。


 おがわの音♪ 第325版  

イオン、過去最高益も本業は赤字。苦戦する小売業に未来はあるか?     

先日、201738月期連結決算の営業利益が過去最高を記録したと発表したイオン。

しかし本業のスーパー部門は赤字、株価も低迷するなどその苦悩は解消されたわけではありません。今回 MBAホルダーの理央さんが、イオン苦戦の原因を分析するとともに同社が取り組みを開始した「コト消費」について詳しく解説。


 おがわの音♪ 第324

 システム刷新でいきなり苦戦、メンバーを巻き込むためにやったこと

TOTOIT投資を積極化している。

直近の数年間に人事システムや保守業務向けの基幹システムを次々と再構築し、さらに本業である衛生陶器のIT化にも乗り出している。各種センサーおよび IoT(インターネット・オブ・シングズ)デバイスを搭載したトイレを開発し、健康管理サービスを提供する実証実験に201712月から取り組むと表明した。ITプロジェクトに次々と取り組み、しかも同社は着実に稼働させてきた。

それを可能にしているのは、プロジェクトのリーダーが様々なステークホルダー(利害関係者)の協力を取り付ける「巻き込む力」を発揮しているからだ。 これを象徴する事例の1つが、2016年に再構築した人事システムのプロジェクトだ。

ゼロから自前で構築した従来の人事システムを、ワークスアプリケーションズのパッケージソフト「COMPANY」へと切り替えた。

人事、給与、旅費精算といった主要機能を20159月に、人事考課関連の機能を翌年3月に移行した。TOTOにとって人事システムの刷新は1997年以来のことで、実に19年ぶりである。パッケージを利用したとはいえ、難易度は決して低くはなかった。


 おがわの音♪ 第323

深層学習3つの課題、トヨタ参加の新協会が挑む打開策

エヌビディア、ABEJAなどのIT関連企業11社と、東京大学大学院の松尾豊 工学系研究科 特任准教授など人工知能(AI)技術のディープラーニング(深層学習)の研究者が2017104日、「日本ディープラーニング協会、JDLA)」の設立を発表した。 ディープラーニングの活用促進や、3年間で3万人の技術者育成などを目標に掲げる。協会の理事長には松尾氏が就任した。 同協会で目を引くのが、トヨタ自動車が賛助会員として参加したこと。

トヨタの参加が象徴するように、JDLAの松尾理事長は、製造業でディープラーニングの本格活用が進むことを期待している。

「ディープラーニングはものづくりと相性が良い。今後の日本の産業競争力にとって非常に重要だ」(松尾氏)。 


 おがわの音♪ 第322版             

電動のスポーツバイクが続々と登場するワケ

米国のスポーツバイクブランド「TREK(トレック)」やイタリアの老舗自転車ブランド「Bianchi(ビアンキ)」など欧米4ブランドが2018年以降電動アシスト自転車を日本市場向けに初投入する。

トレックは最大航続距離が約100kmのクロスバイク、2011年設立の米国の新興自転車ブランド「Tern(ターン)」は20インチの折り畳み自転車を発売する。独の「corratec(コラテック)」もクロスバイクとMTB(マウンテンバイク)を1車種ずつ投入する。

いずれのモデルも価格は20万円を超える。 


 おがわの音♪ 第321

     カタルーニャが独立を強行するとどうなるか

 カタルーニャ州と中央政府との歩みよりの兆しなのだろうか。

住民投票は違憲との立場を採る中央政府であるが、6日になって、ようやく101日の独立の是非を問う住民投票を力づくで阻止しようとし、多数の負傷者を出したことを謝罪した。カタルーニャ州議会は、当初9日に予定されていた議会の開催を1日延期した。

憲法裁判所が、州議会の開催の差し止めを命じたことに配慮した判断かもしれない。

しかし、10日開催の州議会では独立宣言を強行する可能性はあり、その場合、中央政府は憲法155条に基づく自治権停止という強硬措置で応じると見られる。独立派と治安部隊との再度の衝突にも発展しかねない。