おがわの音♪ 第521版の配信


EVブームの論調に踊る人がわかってない本質

   参入障壁の安全技術と需要を理解してますか 

ここ数年、EV(電気自動車)ムーブメントが加速している。世界各地のモーターショーでは「電動化」車両が目白押し。それを経済評論家が後押しする。「自動車も家電のように水平分業化が進む。複雑で部品点数が多いエンジンに比べ、仕組みが簡単なモーターとバッテリーであれば、外部から手軽に調達が可能なので、新興メーカーが簡単に参入できる」という意見がステレオタイプだ。ついでに陰謀論が付け加えられる場合もある。「日本の自動車メーカーは垂直統合的に組み込まれた多くの傘下のサプライヤーを潰さないためにEV化に抵抗してエンジンに固執せざるをえず、判断が遅れて出遅れた」。しかしこの論理展開は、クルマを構成する部品群のうち、エンジン以外の部分は誰にでも簡単に作れるということが大前提になる。はたしてエンジンのみが自動車産業の制約条件なのだろうか?


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コメント: 2
  • #1

    渡辺 明 (金曜日, 04 5月 2018 09:39)

    大変ご無沙汰しております。いつも旬な情報ありがとうございます。遅ればせながら500合突破おめでとうございます。毎日の積み重ねは凄いですね。近況報告兼ねて当方からも旬な話題を。
     2012年5月末早期退職しコンサル業、早6年が過ぎようとしております。民間コンサル(顧問先3社、今月から1社追加)、中小機構(大学校・経営管理者コース、経営実務)、厚労省ポリテクセンター・生産性向上訓練研修、診断士協会から依頼案件断続的、兵庫県信用金庫組合の川上川下ビジネスマッチング事業(ボランティアに近いです)など、おかげ様で様々なお手伝いをさせて頂いております。
     今日は、当方の方から前職のDRAM業界の話題を。詳しく次のリンクをご参照下さい。https://appleinsider.com/articles/18/04/27/samsung-micron-hynix-allegedly-conspired-to-keep-dram-prices-high-class-action-suit-filed、現在、DRAM業界は空前の利益を上げています。理由は、広島のエルピーダメモリが2013年に、前職の米国マイクロン・テクノロジーに買収された以降、DRAM業界は、韓国2社(サムソン、ハイニックス)とマイクロンの3社の寡占状態になり、中国政府肝いりのDRAM工場の立ち上がりも遅れており、この3社の思いのままの状態ということです。2017年度のマイクロンの収益は税引後約8,000億円です(尚マイクロン決算月8月、2017年度売上約2兆2千億)。上記のリンクは、そのDRAM価格の不当な高騰(独禁法に廷する)に対する集団訴訟(the class action)の記事です。尚、その集団訴訟の内容が公開されており、流し読みですが、非常に詳しくDRAM業界のことが書かれてあると思いましたので、もしお時間とご興味あれば、ご参考まで。
     では、引き続き、宜しくお願い申し上げます。 2018/5/4

  • #2

    OTM研究所 OGAWA (金曜日, 04 5月 2018)

    お久しぶりです♪ 多方面でのご活躍、何よりです。
    さて、リンク資料拝見させて頂きました。2007年をピークに2009年には深い谷底に落ち、この時にエルピーダが銀行からの資金調達に失敗、Micronに買収されました。2010年からは半導体市場は好調で、2014年にピーク、横バイが2年続き、2017年に22%程度の伸びを示し成長曲線に乗ってます。 三星(サムスン)、マイクロン(Micron)、ハイニックス(Hynix)は、2017年中頃から世界のDRAM市場シェアの96%と独占状態ですが、今回の訴訟がどう動くのか?? また、何か面白いコトあれば、ご紹介ください。待ってま~す♪