おがわの音♪ 第100版
明暗くっきり。失速ユニクロと好調しまむらに見る業界のジレンマ
業績が伸び悩む「ユニクロ」に対して絶好調の「しまむら」。その勢いの差は決算書を見ても一目瞭然です。
しかし、店舗経営コンサルタントの佐藤昌司さんは、しまむらも今後ユニクロと同じ轍を踏む可能性があると指摘、そこには「アパレル産業の課題」が横たわっているとしています。
おがわの音♪ 第99版
黒船は二度やってくる。AMAZONはなぜコンビニ業界に乗り出すのか?
Amazonの2つのサービスが話題となっています。
すでに日本上陸を果たした、ボタンを押すだけで日用品が注文できる「Amazon ダッシュボタン」、そしてレジの無いストア「Amazon GO」。この「Amazonの猛攻」とも言えるサービスの登場は、私たちの消費活動をどう変えていくのでしょうか。Amazonの元マーケティング・マネージャーという経歴を持つMBAホルダーの理央周さんが探ります。
おがわの音♪ 第98版
破綻している年金制度はやめちまえ!で本当に撤廃したらどうなる?
若い世代を中心に、「いっそのこと、なくしてしまえばいい」との声も聞かれる公的年金。
確かに年金制度を撤廃すれば私たちの月々の負担額は減るわけですが、それで生活も楽になるのでしょうか。
年金アドバイザーのhirokiさんが、年金制度を撤廃した際の「未来」をシミュレーションしてくださいました。
おがわの音♪ 第97版
GDP世界2位でも、未だに石炭に依存せざるを得ない中国の現実
未だエネルギー資源として石炭を大量に消費している中国ですが、炭鉱事故は頻発、石炭に絡む犯罪も後を絶たないと言います。どれだけ虚勢を張ろうとも時代遅れの石炭に頼り続ける中国はまだまだ途上国であり、そこから抜け出すためには現在の広すぎる国土を見直し、中国共産党の能力に見合った範囲内で統治していくべきだという厳しい見方を示しています。
おがわの音♪ 第96版
シャープと東芝の決算分析 業績の回復基調は本物か? 2016.12.02
ほぼ時を同じくして経営危機に陥った大手電機メーカー、シャープと東芝。その後、回復の道筋はついているのでしょうか。
2012年あたりから経営危機が続いていたシャープは、今年8月12日にようやく台湾の鴻海精密工業による 買収が完了しました。3月末には債務超過に陥っていましたが、鴻海からの合計3888億円の出資によって解消されました。
しかし、問題は、それから回復の兆しが見えているのかどうかです。
最新の16年4~9月期の半期決算を見ながら、その可能性を探ります。
一方の東芝は今のところ順調に回復しつつあると感じます。
2015年に不正会計問題が明るみに出てから、一気に経営危機に陥った東芝は、16年3月期には4832億円の最終赤字を計上しました。自己資本比率も危険ラインの1ケタ台に落ちました。その後、急回復していると報じられていますが、本当の意味での復活と言えるのでしょうか。こちらも、最新の決算から分析します。
おがわの音♪ 第95版
銀座の街を、90年前と現在の写真で比較してわかったこと。
銀座といえば、子どもにも大人にも、男性にとっても女性にとっても、今も昔も変わることなく魅力的な街。江戸・明治からの流れを汲む「粋でモダンな街」であり、昼間は「ファッションとカルチャーの街」、夜には「洗練されたオトナの街」に様変わりし、そして外国人観光客には「世界のGINZA」として知られるなど、誰もがワクワクする「日本一の街」と言っていいでしょう。 そんな様々な顔を持つ銀座の街ですが、昔と今ではどれほど変わったのでしょうか?
古くは戦前から残された古い写真と現在の写真を見比べて、銀座の街が人を惹き付ける秘密を探ってみたいと思います。
おがわの音♪ 第94版
朝日新聞 Be on Saturday /12/3号
今朝の記事を見ると、panaが欧州オーストリアの照明器具メーカーの買収に乗り出し、クルマ向けIoT関連事業展開という目論見のようです。
今後「デジタル変革」に向けて、更にスピードがアップしそうですが、中小企業の今後のカジ取りが気になる処ですネっ。。。
さて、今回の「おがわの音♪」は、少し趣向を変えて・・・。
今年の『ヒット商品』を振り返ってみて、皆さんの印象に残ったモノは何でしたか? 記事を一読した上で、皆さんからのご感想・ご意見を任意に頂こう !! という主旨にしてみました。
おがわの音♪ 第93版
トヨタも認めた自動車部品「メガ企業」の正体
ドイツ勢が日本中に開発拠点を続々開設 2016年12月5日
独コンチネンタルはトヨタの廉価版自動ブレーキシステム「トヨタ・セーフティ・センスC」に、カメラとレーザーレーダーが一体になったセンサーモジュールを供給。自動車業界の伝統的な取引関係に変化が生じている。
トヨタ自動車が昨春に発売した新型「カローラ」に初搭載された、自動ブレーキなどの安全装備「トヨタ・セーフティ・センスC」。搭載車種数は今年に入っても増え、直近で16車種に達した。
システムに欠かせないのがカメラやレーザーレーダーを組み合わせたセンサーモジュールだ。
この部品を自動車部品大手の独コンチネンタルが納入したことで業界に衝撃が走った。
おがわの音♪ 第92版
お年寄りほど「SNSの本質部分」を知っている
使っていないから知らないわけではない
小木曽 健 :グリー 安心安全チームマネジャー
2016年12月3
フェイスブックに代表される「SNS」と呼ばれるサービスが多くの人に使われるようになり、SNSという言葉も世の中に普及しました。 しかし、そもそもSNSって何なのでしょうか。
「SNSとは〇〇である!」と自信を持ってしっかり説明できる方は、意外に少ないのではないでしょうか。
インターネットでSNSの意味を検索してみると、次のような説明が見つかります。
おがわの音♪ 第91版
運と運命 ~経営者のための「運」とのつきあい方
混同しがちな“運”と“運命”。この二つの言葉には、明確な違いがあると言う神道学者の三橋健氏。
自分の力で未来を切り拓くには、どうすればいいのか。運を引き寄せる方法はあるのか。
「運」にまつわる興味深い話をご紹介します。
おがわの音♪ 第90版
日本が軍備を増強すればするほど対中国戦で負けに近づく理由
「ロシアは内心日本より中国を大切に思っているので、日本はロシアをもっと 大切にすべき」との見解に対し、読者から「日本が戦争できる国になる方が現実的」とのメールを受け取ったという北野幸伯さん。
北野さんは「その意見は理解できる」としながらも、戦争に勝つためには欠かすことができない「二つの方法」があるとの考えを示しています。
おがわの音♪ 第89版
日本よりアメリカだ。プーチンが見せた露骨な「心変わり」 2016.11.29
12月15日に訪日が予定されているロシアのプーチン大統領ですが、「ここにきてロシア側の態度が硬化している」と指摘するのは、『ロシア政治経済ジャーナル』の著者・北野幸伯さん。
改善の方向に進みつつあった日ロ関係がなぜ再び冷え込み始めたのでしょうか。
北野さんは、プーチン大統領に好意的なトランプ氏が米大統領戦で勝利したことで米ロ関係が改善され、経済制裁が解除される見込みが出てきたことが大きく関係していると記しています。
おがわの音♪ 第88版
弁護士が教える、あなたが思い通りに人を動かせない理由
「いい人生には、いい質問が不可欠」。今回は、現役弁護士の谷原誠さんによる、いい人生を送るための質問力を高めるノウハウが記された一冊を紹介しています。
カーネギーの『人を動かす』がロングセラーとなっているように、やはり「人を動かす」ことは、人間最大の関心事。
人を動かせるかどうかで富の総量や幸せの質も変わってくるのだから、当たり前ですね。
本日 ご紹介する一冊は、その「人を動かす」ことを、質問によって成し遂げようという、プロ弁護士によるノウハウ集です。著者の谷原誠さんは、企業法務、事業再生、交通事故、不動産問題などを扱う弁護士で、これまでにもいくつか交渉術や質問術の本を出版しています。
おがわの音♪ 第87版
再びデフレに入った日本で、「安さ」だけに頼らない企業が勝ち組に 2016.11.24
ユニクロを展開するファーストリテイリングが立ち上げた、ユニクロより低価格なカジュアル衣料品店「GU」(ジーユー)の業績が好調です。
MBAホルダーの理央周さんは、GUなどのファストファッション、100円ショップ、ファストフード店など、デフレの世相を反映した低価格を売りにする店舗が、同業他社と差をつけるために行っている、「安さ以外の秘訣」を考察。
GUとZARA、ファストファッション業界の「勝ち組」に共通すること
おがわの音♪ 第86版
福島沖で発生したM7.4地震。「MEGA地震」が捉えていた前兆とは?
22日午前5時59分ごろに発生した、福島県沖を震源とするマグニチュード7.4の地震。
福島県の中通り・浜通り地方、そして茨城県と栃木県の一部で震度5弱を観測したのをはじめ、東北地方・関東地方などの広い範囲が大きな揺れに見舞われた。また地震発生直後には、福島県・宮城県の太平洋沿岸部に津波警報が発令。
仙台港では東日本大震災以来では最大規模となる1.4メートルの津波を記録するなど、各地で潮位の上昇が観測された。幸いなことに人的被害は軽微だったものの、誰もが5年前の大震災を思い起こし肝を冷やした今回の地震。その原因について、民間団体・JESEA(ジェシア/地震科学探査機構)は、東日本大震災後における地殻の動きが大きく関わっていたのではないかと推測する。
おがわの音♪ 第85版
営業利益9割減で「溺死」寸前。かっぱ寿司は息を吹き返せるのか?
スシロー、無添くら寿司、すし銚子丸など、競合店がさまざまな工夫で業績を伸ばしていく中、かつては激安回転寿司の代名詞でもあった「かっぱ寿司」が苦戦を強いられています。店舗経営コンサルタントの佐藤昌司さんが同社の問題点を鋭く指摘、生き残りをかけて「今、早急にすべきこと」を記しています。
おがわの音♪ 第84版
「機械学習」革命――的中したビル・ゲイツの予言 2014/09/12
「自ら学習するマシンを生み出すことには、マイクロソフト10社分の価値がある」。
米マイクロソフトの創業者ビル・ゲイツ氏は今から10年前の2004年2月にこう語った。
その時は来た。米グーグルや米アップル、米フェイスブックといった先進IT企業は今、コンピュータがデータの中から知識やルールを自動的に獲得する「機械学習」の技術を駆使し、様々なイノベーションを生み出し始めている。
これらは来たる機械学習革命の、ほんの序章に過ぎない。
機械学習の本質は、知性を実現する「アルゴリズム」を人間の行動パターンから自動生成することにある。
この事実が持つ意味は、果てしなく大きい。
今後、実社会における様々な領域で「人間の頭脳を持つプログラム」が登場する一方、データの中から知識やルールを見つけ出したり、プログラムを開発したりするデータサイエンティストやプログラマーの仕事が、機械に置き換えられてしまうからだ。
機械学習は社会や企業にどんな革命をもたらし、IT関係者の役割や活動の場はどう変わるのか。
猛スピードで進行する革命の本質に迫る。
おがわの音♪ 第83版
日本国民に知らされない「四期連続マイナス&ゼロ成長」の真実
日本人はあきらめているのか、それとも騙されているのか
トランプ大統領勝利は、世界的に広がる「アンチ・グローバリゼーション」の流れを象徴するものです。
グローバリゼーションとは要するに、「政府」を緊縮的で小さなものに縮小させていくと同時に、伝統的な「社会」構造を希釈化させることを通して生じた「政治社会構造の空隙」に、「カネ(だけ)がものを言う市場」を拡大させることを「是」(あるいは善)とする新自由主義イデオロギーでもって、世界各国の政治社会経済構造を画一的に作り替えていく流れ、です。しかしそんな流れの中で、多くの人々が所得と職を失い、格差が広がり、しかもその必然的帰結として「需要」が伸び悩むことで生じたデフレによって成長それ自身が停滞します。結果、人々の不満がどんどん蓄積され、ポピュリズム政治や全体主義が生じやすくなっていきます。
卑近な例では、大阪の橋下維新現象や昨今の小池知事のちょっとしたフィーバー現象もそうした流れの中にありますし、最近では英国のブレグジットもその流れの中で捉えることができます。
今回のトランプ勝利は、こうした「世界的なポピュリズム蔓延の流れ」の中に位置づけられる、という次第です(こうした流れは、一般に、カール・ポランニーが論じた「大転換」のプロセスとして、すなわち、先の大戦が生じた政治社会経済的プロセスとして描写されているものと軌を一にするものです)。
ただ、橋下維新現象や小池フィーバー等のわが国のポピュリズムは、自分達を苦しめている新自由主義それ自身をさらに拡大させていこうとする「不健全な自傷行為」である。
おがわの音♪ 第82版
「IOT」の絶対にやってはいけない"落とし穴"
エスキュービズムが「IoT」を駆使して開発、空港で大活躍する「Wi-Fiルーター」BOX。
スマホアプリを鍵のように使いルーターを受け渡し。実は当初「コンビニ向け宅配BOX」としても開発されたが、コンビニでは採用されなかった。なぜか。成功と失敗の境界線はどこにあるのか。
「IoT」全盛の時代がやってきた。だが本当に役に立つIoTを実行している企業はどれだけあるだろうか。
スマホを鍵にした宅配ボックスから免税セルフレジまで、多くの業界に「使えるIoT」を提供するエスキュービズムの武下真典氏が、3回に渡って「企業がやってはいけないIoT」について語る。
おがわの音♪ 第81版
センサーネット構想~日米再逆転の戦略
日本の製造業は、新興国の台頭などにより、軒並み苦境にあえいでいる。
さらに近年、米国発のインダストリアル・IoTやドイツのインダストリー4.0など、生産現場のスマート化も叫ばれている。
こうした中、日本企業はどうすればよいのか。
本書では、日本の製造業が再び世界をリードするための「センサーネット構想」を提示する。
この構想は、センサーにより蓄積されるビッグデータと「個人を識別しない」ネットワークにより、交通や需給予測、エネルギーなど、ビジネスから社会課題まで解決するプラットフォームを築くものだ。
プライバシー問題に揺れる現在の米国主導のインターネットの弱点を補い、日本に強みのあるセンサーテクノロジーを活かす逆転の戦略といえる。
本書では、そんな大きな可能性を秘めたセンサーネット構想実現に向けた具体的な提言や未来像はもちろん、その過程で日米の産業史やインターネットの歴史、先端技術をわかりやすく解説し、イノベーションや戦略の本質に迫る内容となっている。
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