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23年ヒット商品番付

横綱「生成AI」「大谷翔平&WBC」

2023年12月5日

日本経済新聞社は2023年の日経MJヒット商品番付をまとめた。

東の横綱は「生成AI(人工知能)」、西の横綱は「大谷翔平&ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」

23年は新型コロナウイルスの感染症法上の分類が5類に移行したことで行動制限が緩和され、スポーツなどのイベントが盛り上がりをみせた。 また物価高が続く中で消費者の節約志向が強まり、コスパのいいサービスや商品への支持が広がった。(詳細を6日付日経MJに)



コロナ禍で応援などの制限を受けていたスポーツやライブといったイベントは5月の5類移行に伴いコロナ前の活気を取り戻した。今年は特にスポーツの熱狂が続いた1年となり、14年ぶりのWBC優勝や、38年ぶりの阪神タイガース日本一、バスケ男子日本代表の五輪出場権獲得に沸いた。

プロバスケリーグのBリーグでは10月開幕したシーズンの1部の平均入場者数が前年度平均比27%増で推移している。

スポーツの盛り上がりは関連消費にも波及した。米大リーグで日本人初の本塁打王に輝いた大谷翔平選手を広告起用したブランドを中心に「大谷売れ」が続出した。

コーセーの「コスメデコルテ」シリーズの美容液「リポソーム アドバンスト リペアセラム」は大谷選手を起用したキャンペーンを展開し、主要百貨店での男性の新規客数が一時13倍となった。スポーツ用品店「スーパースポーツゼビオ」では810月のバスケ用品の売上高が前年同期比で2割増えた。 

ライブやリアルエンタメは4年ぶりにコロナ前の楽しみ方を取り戻した

ぴあ総合研究所によると、23年のライブ・エンターテインメント市場規模は前年比22%増の6330億円とコロナ前の水準に戻る見通しだ。

9月に横浜市に開業した世界最大級の音楽アリーナ「Kアリーナ横浜」は約200カ所にスピーカーを設置したほか、VIP専用ラウンジなども設けて従来の音楽アリーナとは一線を画す。

円安を追い風にインバウンド(訪日外国人)らによる高額消費も膨らんだ。2379月の消費額は平均約21万円だった。円安を背景に日本で高額品の購入やラグジュアリーな体験を求める「円安リッチ訪日客」の勢いが増している。1124日に開業した森ビルの複合施設「麻布台ヒルズ」もインバウンドを意識した店舗をそろえ、年間3000万人の来街者を目指す。

長引く円安基調や物価高を背景に、消費者の節約志向は強まっている

10月の消費者物価指数(生鮮食品除く)は前年同月比で2.9%上昇し、伸び率は4カ月ぶりに拡大した。実質賃金は9月まで18カ月連続のマイナスが続く。消費者の費用対効果を見極める目が厳しくなる中で、コスパの高いサービスや商品も支持を集めた。

月額2980円(税抜き)で運動器具のほか、エステや歯のホワイトニングなどが使い放題になる低価格ジム「chocoZAP(チョコザップ)」はサービス開始から1年強で会員数が101万人を超え、日本一のジムに浮上した。

進化し続けるテクノロジーを活用した新たな商品やサービスの登場にも期待が高まっている。

誰でも簡単に文章や画像、音声などを生み出せるようにした「生成AI」はビジネス変革をもたらした。

伊藤園は日本で初めてテレビCMに生成AIで作ったモデルを起用したほか、LINEヤフーやメルカリなども利用者向けサービスに相次ぎ導入している。

消費者の想像を超えた商品やサービスから次のヒットが生まれるかどうか注目される




 

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