すでに約3人に1人が高齢者。ここから加速する社会保障費の膨張で現役世代が潰れていく
2023年6月8日
鈴木傾城
高齢者が増えてどうしようもないところに、社会保障費の増大が止まらなくなっている。
今頃になって少子化対策だとか言っても遅すぎる。増税や社会保険料の引き上げで何とかすると言っても、すでに国民の負担は爆発しそうなところにまで到達している。ヤバい状況である。
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約3人に1人が高齢者
これから日本では最悪の社会問題が起こるとしたら、それは高齢者問題であると言える。
2022年9月15日の統計で言うと、65歳以上の高齢者は3,627万人となっており過去最高となっている。
日本の人口は前年に比べると82万人も減少しているのに、高齢者は増えているのである。
75歳以上は後期高齢者と呼ばれるのだが、日本は後期高齢者の人口も多く、1,937万人となっている。
1年で一気に72万人も後期高齢者が増えた。それだけではない。80歳以上の高齢者も1,235万人いる。1年間で41万人も増えた。
人口は減る。若年層も減る。子どもも生まれない。しかし、高齢者だけが増える。これが日本の置かれている惨状である。
すでに高齢者は総人口に占める割合は29.1%となっている。これは「ほぼ」3人に1人が高齢者になったということでもある。
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