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まだ続く能登半島群発地震 (2022.08.10 記事)


その原因は、本当にプレート起源の水なのか? 

 巽好幸 ジオリブ研究所所長(神戸大学海洋底探査センター客員教授)

2022/8/10(水)

石川県能登地方では、2020年12月から地震活動が活発になり、2021年9月16日にM5.1、2022年6月20日にはM5.0、そして同19日にはM5.4の地震が発生し、最大震度は6弱に達した。これらの一連の地震活動は衰える傾向は認められず、現在までに200回程度の有感地震が発生している。今回の一連の地震は、規模の大きな地震の発生後にそれより小規模の地震が続く、いわゆる「本震 余震型」ではなく、なんらかの要因でほぼ同じ規模の地震が長期間発生する「群発地震」と考えられている。

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         【関連記事】2022.12.15 能登半島群発 地震波に注目

 

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地下に水を蓄えつつある能登半島には、何度も述べたように強い圧縮力が働いている。水が隙間に存在することで岩盤の強度は低下し、逆断層型の群発地震が起きているのではなかろうか?(図3)そして、このような地殻変動を繰り返すことによって、能登半島は日本海に突き出したのであろう。

最近になって、金沢大学など12の研究機関が参加し、能登半島群発地震の総合調査が開始された。 

ここでお話ししたような群発地震のメカニズムについて明らかにされることが期待される。

そして何より、何らかの原因で地下に蓄えられた水が減少し、群発地震が終息することを願ってやまない


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