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大マスコミが脅かす日本国民の安全

ルフィ強盗団の「手口」を詳しく報じる愚行

2023.02.13

by 『和田秀樹の「テレビでもラジオでも言えないわたしの本音」』

 フィリピンから容疑者4名が強制送還され、捜査の進展が期待される「ルフィ強盗団」事件。ニュース番組やワイドショーで連日その詳細が伝えられていますが、このような状況を危惧する声も上がっています。現役医師で作家の和田秀樹さんが、犯行の手口をつぶさに報道するマスコミの姿勢を批判。その上で、腐った警察と彼らの言いなり状態の大手メディアを強く非難しています。

脅かされ続ける市民の安全

ルフィは何人もいることになっているから、まだまだたたきの事件は続くだろう。

あるいは、ルフィだって中間管理職のようなもので、もっと上には半グレや暴力団がいるという説も根強い。

首謀者クラスの人を捕まえても、特殊詐欺がなくならないのと同じ構図で、事件は続く。だから、警察にはもっと国民を守るという意識をもってほしいのだ。

ただ、この手の事件で犯人が特定されると、ほかの捜査がおろそかになるという怖さがある。

半グレだの暴力団組織が上にいるという前提で捜査を続けていると、たとえば、もっと組織化されていないワル仲間のような連中が独立的に犯行をしても、それを捕まえることができない。

ここで考えてほしいのは、マスコミの報道だ。

昔から問題になるものに自殺報道がある。世の中の人の3%がうつ病とされ、その半分位が現時点で死にたいと思っていて、うつ病の人の10分の1くらいが自殺未遂をして、その10分の1から20分の1が本当に死ぬ。日本の場合、400万人くらいのうつ病の人がいて、200万人くらいが死にたいと思っているということだ。

そういう人が自殺報道に出会うと、俺も死のうかなという気持ちが高まってしまう。一般の人には影響がなくても、うつ病の人にはそうはいかない。そういう際に、死に方を教えてしまうと、決行のリスクが大きく高まる。

だから、国連もWHOも、そして遅ればせながら厚生労働省も自殺報道のガイドラインを出している。

とくに、自殺の大々的な報道や死に場所や死に方を教えるのはやめるようにということになっている。

でも、ふだんは人の命が大切というマスコミは視聴率のためにたとえば連続して練炭自殺が起こったり、有名人が自殺すると平気でそれを破る。

さらに命を大切になどときれいごとをいうから性質が悪い。命が大切なら、ガイドラインを守ってほしい

死にたいと思う人よりははるかに少ないだろうが、世の中には金に困っている人や金になるなら犯罪者になってもいいと思っている人は一定数、おそらくは万単位でいる。そういう人に、たとえば闇サイトを使えば犯行の仲間が簡単に集められることや、どういう家が狙いやすいとか、この手口でかなりの金が得られることを知れば、模倣犯に走る可能性は高くなる。厚生労働省が自殺報道のガイドラインを出したように、警察も市民の安全を守るために報道のガイドラインを出せばいいのだが、仕事をしていないのに、仕事をしているふりをしたい警察は、なるべく報道してほしいという立場なのだろう。

厚労省は無視しても、警察のいいなりのマスコミは、ガイドラインを出せば、それなりにいうことを聞く可能性が高いが、肝心の警察が腐っているから犯罪報道のガイド ラインは出されることはないだろう。

ここでも、市民の安全は脅かされ続ける



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