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「腰痛になりやすい人」がやりがちな "マズい習慣"

習慣を変えれば、今日から腰がラクになる

坂戸 孝志 : 東京日本橋「痛みの専門院」名誉院長   

2023年01月23日   

毎年寒い時期になると、どうも腰が痛くなってしまう……。日本人の“国民病”とまで言われて久しい「腰痛」。

長いデスクワークの後や、日常生活で物を持ち上げたときなど、ふとした瞬間に襲われる腰の痛みは本当につらい。

だが、どのような腰痛にもそもそもの原因があり、それに気づかないまま無意識で「ある動作」を続けることで、ますます痛みを悪化させている場合があるという。



 腰痛になりやすい人、なりにくい人 

世の中には腰痛に苦しむ人がたくさんいますが、そのかたわらで、いまだかつて腰痛になったことがない人も存在します。

その違いは、いったい何なのでしょうか。

そもそも、体の痛みやしびれは「筋肉の緊張」によって起きています。腰痛の原因も、つまりは「腰の筋肉の緊張」ということになります。

したがって、腰痛になりやすい人となりにくい人の違いは、腰の筋肉が緊張するような行動や生活習慣があるかないか、ということになるわけです。 

筋肉の緊張には、次の3つの原因が考えられます。

1. 筋肉を動かすことによる緊張

2. 筋肉を動かさないことによる緊張 

3. 骨格のゆがみによる緊張

腰痛になりやすい人は、これらのいずれかを私生活で頻繁に行っている可能性が高いのです。

それぞれの原因について解説しましょう。

1.  筋肉を動かすことによる緊張

これはいわゆる「筋肉痛」の状態です。筋肉を筋力以上に動かすと、血流が不足し、筋肉への酸素供給が低下します。

すると、緊張成分(老廃物、カルシウムなど)が筋肉内からうまく排出されずに筋肉が緊張し、痛みとして感じるようになります。また、激しく筋肉を動かしたときには筋肉が損傷し、損傷した細胞を処理するために白血球が集まることによって筋肉が酸素不足となり、痛みを感じます。

2. 筋肉を動かさないことによる緊張

筋肉を動かさない状態が長く続くと、カルシウムが筋肉内に滞り、これが筋肉を緊張させます。

カルシウムは排出されにくく筋肉内に滞るため、いつまでも筋肉は緊張し続けることになります。

筋肉を動かさないことによる緊張状態が見られるのは、ほとんどが腰部です。 

動かさずに硬くなった筋肉、寝たきりの患者は別として、100パーセント腰部だけにあると言ってよいでしょう。

3. 骨格のゆがみによる緊張

骨格にゆがみがあると筋肉に「耐える力」が働き、緊張します。

骨盤周辺を例にして解説しましょう。

痛みの原因は「筋肉の緊張」とお伝えしましたが、筋肉は緊張すると縮みます

腰部内の筋肉が緊張して縮むと、骨盤の腸骨という骨が、上にズレたりねじれたりします。

一般的に、この状態を「骨盤がゆがむ」と表現しています。

このとき、仙骨や腸骨の周辺にある筋肉は、これ以上のズレを防止するために「耐える力」を働かせます。

 この力を働かせ続けると、. 筋肉痛と同じ状態になり、痛みが出てくるのです。

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