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どケチな日本の経営者を放置したアベ政権の無能


 2023.01.10

  by 和田秀樹の「テレビでもラジオでも言えないわたしの本音」

14日の年頭記者会見において、賃上げを何としても実現しなければならないと語った岸田首相。その訴えは企業に届くのでしょうか。

現役医師で作家の和田秀樹さんが、日本の経営者たちの「劣化」を理由に賃上げの可能性を絶望視。

さらに安倍政権の最大のミスとしてほとんど賃金が伸びなかった点を指摘するとともに、同政権が教科化した「道徳教育」の望ましい実施方法を提言しています。


アベ政権「最大のミス」と、どケチな日本の経営者たち

賃上げがどの程度実現できるかが話題になっている。

日本の経営者がバカ化しているので、昔の経営者のように従業員が会社の外に出ると消費者になるという発想がない。

おそらくは、二世経営者金持ちのボンボンが経営するようになったので、父親の給料が上がったりボーナスが出ると消費をする姿を見ていない人が経営するようになったからだろう。

アベ政権の最大のミスは、円安と株高と金融緩和金持ちと企業に思いきり儲けさせて、それでトリクルダウンが起こるはずが、ほとんど賃金が伸びなかったことだ。

7年も政権をやっているのだから、トリクルダウンが起こらないなら、罰として利益課税利益が出ないと1円もかからない)である法人税を思いきり上げるぞとでも

脅せば、はるかに賃上げも起こったはずなのに、逆にそれを下げようとして、内部留保ばかりが膨らんだ

アベ政権の教育政策はペーパーテスト学力の否定と道徳教育の導入だ。

しかし、日本人は道は染みついている。親の介護のために自分を犠牲にする人は後を絶たないし、順番に並ぶし、強制されなくてもマスクを続ける。

しかし、金持ちに徳がないケチと言われたジェフ・ベゾスが全財産のほとんどを寄付する宣言したようにアメリカでは金持ちになると徳を示すのが通例化している。

日本の経営者は従業員の給料をケチり、逆に市場がしぼんで内需が増えない状態に苦しんでいる。個人資産にしても、子供につがせることに血道をあげ、寄付の文化もない

昔はタニマチ文化のようなものがあって、芸術や映画にポンと金を出す人がいたが、それもない。

道徳教育をするというのなら、これ以上、庶民に道を教えるのでなく、もっと徳を教える教育を始めるのはどうか?

たとえば、教科書をあけると見開きで、日本とアメリカの金持ちの資産総額と寄付額が一目でわかるようにする

子どもたちが卑しい金持ちという言葉をみんなが覚えるようになれば、日本の金持ちも少しは恥を知って寄付するかもしれない。

 

いや、日本だとそれを恥と思わない奴が金持ちになるから無駄かもしれないが、・・・。


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コメント: 1
  • #1

    國本周生拝 (火曜日, 17 1月 2023 19:15)

    いつも何時もありがとうございます。さて、今日は樋口さんの○○回目の誕生日です。今、本町で飲んでいます。感謝感謝です。また報告します。國本