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なぜ政府はマイナンバーカード普及をここまで急ぐのか

2022.10.24

by 神樹兵輔の衰退ニッポンの暗黒地図

血税を原資としたポイントのばら撒き健康保険証との紐づけ等々、マイナンバーカードの普及に躍起の日本政府。

なぜ彼らはここまでして国民にマイナンバーカードを持たせたがるのでしょうか。投資コンサルタント&マネーアナリストの神樹兵輔さんが、岸田政権が性急に事を進めようとする理由を考察。2024年度に予定されている新紙幣発行とマイナンバーカードとの関係についての、ある「恐ろしい噂」を紹介しています。



 

Ø  カードの一元管理という紐付けがやたら多いのが日本の特徴!

マイナンバー制度はどういう経緯でスタートしたのでしょうか。

20135月に安倍政権下で成立した「マイナンバー法」ですが、15年から個人番号通知カードを配り、161月から税金(所得税・住民税)、社会保障(年金・健保・雇用)、災害(被災者台帳作成)の3分野に限り、「紐付け」しての運用開始でした。

自治体に個人番号の申請を行えば、身分証代わりの写真入り個人番号カードも交付されます。この制度は、かつて何度も頓挫した国民総背番号制度の導入に他なりません。2012年に民主党政権が提出した法案(解散で廃案)をベースに安倍政権が成立させたものでした。

「マイナンバー」などと親しみやすい名称ですが、「国民監視制度」のスタートに他ならない天下の悪法なのです。

当時の安倍政権は、他の先進国でも共通番号制度が導入されているかのような印象操作を行いましたが、すべてがとんだまやかしでした。

米国では、税と社会保障のみに限定の上での選択制です。それでも情報漏洩や成りすまし犯罪を急増させました。

イギリスは、06年に任意加入でIDカード制を始めましたが、政権交代でプライバシー侵害の悪法として廃止されました。ドイツやイタリア税務識別のみの共通番号です。日本のように預金とリンクさせたり、これから様々な分野の「紐付け」を増やす狙いが透けて見えるのは、日本のマイナンバー制度だけなのです。すでに閣議決定によって、181月から預金口座へは任意でのマイナンバー提示を求めるように仕向けました。

おそらく、預金口座もそのうちすべてが「強制」になるでしょう。小さく導入して、大きく膨らます──これは歴代自民党政権のやり口だからです。国民に反対されそうな法律は、最初は小さく生んで大きく育てる──が伝統手法だからです。消費税もしかりだったでしょう。・・・

 

プライバシー侵害の情報管理一元化のマイナンバーカードは、即刻廃止すべき・・・マイナンバー共通番号さえあれば、IT化への対応も十分のはず

 

☞ 信用できない政府に対して、国民の情報を丸抱えさせる愚は絶対避けるべきでしょう。 

必ず情報漏洩も起こるはずです。今こそ、マイナンバーカード廃止を訴えるべき時なのです。

 

全文閲覧は、 ダウンロードURLを開く から・・・。


気になることがあれば、ネット検索でほとんどの情報を得ることができる今の世の中。

紙の本は売れなくなり、書店の閉店も相次いでいます。

しかし、営業コンサルタントの菊原智明さんが「本を読むことで得られるもの」について言及。 

本を読む人と、ネット記事に頼る人の違いについて語っています。

 

Ø  着実に結果を出す人の読書法

ネットで簡単に情報が手に入る時代になった。検索すればだいたいの情報が出てくる。とても便利になった。ただ、本から得られる知識は非常に重要だと考える。

私は本も出版しているし、ネットでも記事を書いている。今はネットの方が多い。ネットはスピード重視。

担当者から「このネタで書いてください」という依頼があったとする。

その原稿を12日以内で仕上げることも珍しくない。そしてチェックが入り掲載。あっという間の出来事だ。

それに対して本は慎重。まずは編集者と企画を練っていく。1ヵ月のときもあれば半年かかることもある。それから企画会議へ。これも結構時間がかかる。編集者、営業、経営者といろいろな立場から検討する。

晴れて企画が通ったとする。そこから執筆へ。私は書く方が早いと言われているが、それでも2ヵ月くらいかかる。企画段階から本が出るまでに1年近くかかった。なんてこともよくある。

このように話をすると「本は今の情報化社会についていけないのでは?」と思うかもしれない。

確かにそういった部分はある。鮮度やスビートはネットにはかなわない。

しかし、本は形に残るもの。また実物を印刷するのだからコストもかかる。

だから出版社は“長く残る普遍的な知識”の内容の本を作ろうとする。長い目で見ればこういった本の方が血肉になると私は考える。

実際結果を出している人はネットの記事より本を読んでいる。

さらには「今の自分にはこれが必要だ」という本を選び、それを何度も読み返しているのだ。

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リアルの研修でのこと。参加していた営業スタッフのAさんとBさんと話をしていた。

両者とも私の本を読んで頂いている。課題図書だからということもあるが。

二人とも営業レターについて「これこそ今のお客様にピッタリなツールです」と言っていた。

Aさんは営業レターを活用し結果を出している。コロナになってからも数字を落とさない。2021年度は二けた契約。2022年度も順調に契約を上げている。

Aさんは嬉しそうに「契約の半分は営業レターのお陰です」と言っていた。これだけ結果を出してもらえると私も嬉しい。

一方、Bさんも営業レターを実行している。しかし、それほど結果に結びついていない。今年はガックリと数字を落とている。

話している限りでは両者の力の違いは感じられなかった。経験年数も人間的魅力も甲乙つけがたい。その違いは何か?

以前Aさんが「この本は20回近く読みました」と言ってくれたことがあった。

その本は付箋もたくさん貼ってある。いかにも読み込んだという感じだった。著者としてこれほど嬉しい事はない。

それを見たBさんは「普通本って1回読むものじゃないの?」と驚いていた。ほとんどの人はBさんと同じ考えだろう。

AさんとBさんの結果の違いは 本を読み返した回数だと確信した。

私自身、本を定期的に購入している。しかし、数回読む本はほぼない

使える部分だけ拾い読みするケースも多い。こういった読み方の方がいい場合もあるが。

ただ、これでは血肉にはならない。やはり「今と今後のためにこの本の知識が必要だ」という本を繰り返して読み込んだ方がいい。

あなたにも過去に読んで感動した本があるだろう。それをもう一度読み返してみて頂きたい。新たな発見がたくさん見つかるはずだ。

本を読むとなると「早く、しかもたくさんの読んだ方がいいのでは」と思う人もいる。私も長年そう思ってきた。

だから今までいろいろな読書法を学んだもの。

・速読
・フォトリーディング
・フォーカスリーディング
・レゾナンスリーディング
・瞬読

などなど。

しっかり学んだというよりかじった程度のものばかり。どの手法も残念ながら取得できなかった。これは反省すべき点だ。

このことを尊敬している知人に話すと「速読ができなくてかえってよかったですよ」と言われた

完全にマスターしたのならいい。しかし、中途半端な速読スキルで読むと“内容を誤読するという。

速読はどんどんページをめくるので“自分の興味がある部分だけ”目に入るように。

既に自分の知っている知識だけをなぞり「だいたいこういう意味だろう」と誤読したのでは意味がない。

1冊をじっくり読み返した方がメリットは大きい

 

これと決めた本をまず10回読んでみる読むたびに新しい発見がある

その本を本当に理解し血肉になった時、間違いなく結果は出るものだ。



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