だから日本だけ賃金が上がらない
利上げできないほど景気最悪、“悪いインフレ”からどう生活を守るか
原彰宏
2022年9月29日
今秋も値上げの報道が目立ちます。物価上昇に伴う賃金上昇があれば、さほど景気が悪くなることはないですが、物価上昇に賃金上昇が追いつかないとなると、これは景気にとっては“悪いシナリオ”になります。それがいま足元で起こっているのです。
「供給」よりも「需要」が伸びれば「インフレ」になります。いわゆる「消費が旺盛」という表現になります。コロナ以前の米国社会では、徐々に個人消費が伸びてきていて、景気はまさに「復活」を遂げようとしていたのでした。
物が動く、物流が動くと供給サイドも活発になる、供給サイドが活発になれば自ずと人手不足になり、人手不足は給料を押し上げます。給料が上がれば消費も増えるといった「好循環」が生まれます。ここが日本と、米国なり海外とで決定的に違うところです。人手不足で給料が上がるという労働環境による産業構造の違いが明確に表れているのです。 供給サイドで人手不足が起きれば“賃金が上がる”…海外では当たり前ですが、日本ではこのような構造にはなっていないのです。
☞ 全文閲覧は、 ダウンロードURLを開く から・・・。
※ メール・BLOG の転送厳禁です!! よろしくお願いします。
コメントをお書きください