おがわの音♪ 第1307 版の配信★


日本のベンチャーに感じる「歯がゆさ」 ~ シリコンバレーからの直言

岸田首相の肝いり「スタートアップ企業支援」= 革新的なビジネスを生み出すスタートアップ企業への投資額を、5 年で 10 倍に増やす計画を年末に策定する方針を示しているが、スタートアップ投資の拡大は可能なのだろうか? 
日本に留学経験があり、友人も多く、文化や技術を熟知するベンチャーキャピタリストのアニス・ ウッザマン氏は、いまの日本の状況を「歯がゆい思い」で見ている。


経済専門家がよく語っている "日本でベンチャー企業が育たない" 理由大きく3あります。

一つは、日本にはリスクキャピタル」(新しい成長の担い手を支える資金が少ないから、スタートアップがうまく育たない。

次に、日本ではベンチャーへの信頼が低く、投資のリスクをとらない。投資するのであれば、リスクの少ない上場企業の方がよいという風土があること。

三つ目は、スタートアップの規模が大きくなったら日本市場で上場して、そこで満足してしまう起業家が多い、ということです。

以上は一般的な見解ですが、ベンチャーキャピタルを手がける私の見方を説明します。

日本のアントレプレナー(起業家)を見ると、ベンチャー企業つくるときに日本国内の規模で考えていて、グローバルな規模で起業する人が少ないと感じますね。ユニコーンと呼ばれる、時価総額 10 億ドル以上のメガベンチャーが少ないのも、日本のスタートアップの大きな課題となっている。

CB Insights の調査では、2022 年時点での各地域別のユニコーン社数は以下のとおりである。
            米国          :554 社
            中国          :180 社
            欧州          :139 社
  アジア・太平洋:141 社
           ※)  日本はアジア・太平洋に含まれるが、日本企業のユニコーンは 10 社しかない状況。
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「8分待ってベッドに」が有効 寝かし付け、科学で分析 ― 支援アプリなど応用期待・理研など

2022.09.14

 by 時事通信

 せっかく寝たと思ったのに、ベッドに降ろすと泣きだしてやり直し―。

苦労する赤ちゃんの寝かし付けで、理化学研究所などの国際共同研究チームは「抱っこ歩きで赤ちゃんが寝始めたら、5~8分待ってベッドに置く」という効果的な方法を見いだした。論文は14日、米科学誌カレント・バイオロジーに掲載された。

 理研脳神経科学研究センターの黒田公美チームリーダーらは、生後7カ月以下の赤ちゃん21人と母親の協力を得て、赤ちゃんの寝かし付けの様子を、心拍数の変化を手掛かりに詳しく調べた。

 その結果、赤ちゃんは背中がベッドに着いたのを感知して覚醒するのではなく、抱っこしていた親の体が離れるのを感知していることが判明。抱っこされて寝ている時も、触覚や体勢の変化などを通じて親の動きに敏感に反応していた。

 さらに、ベッドに置いても起きない赤ちゃんと起きる赤ちゃんを比較したところ、抱っこされて寝始めてからベッドに置かれるまでの時間が異なっていた。3分程度だと起きてしまうが、5~8分待ってから置くことで、赤ちゃんが起きにくくなることも分かった。 

 黒田さんは「最近はスマートウオッチなどで心拍数は気軽に測れる。赤ちゃんの状態に合わせて、寝かし付けが成功しやすいアドバイスをしてくれるようなアプリや技術を考えている」と話した。



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