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新型コロナワクチンは打つべきか否か?


医学博士が全ての疑問に答える

2021.03.10

以前「医学博士が教える、コロナワクチンの副作用と打たないことのリスク」で、「ワクチンを打つリスクより打たないことによるリスクの方が大幅に上回っている」と断言した、アメリカ在住の医学博士・しんコロさん。

 今回も、玉石混交の情報を整理することができずに接種にためらいを見せる人のために、ハーバード大学医学部が配信した情報を翻訳・要約し、Q&A形式でさまざまな疑問に答えています。


 *「コロナワクチンは不安」という方へ。医学博士が答えるワクチンの疑問

コロナウイルスに対するワクチンの承認と接種が日本でも行われ始めた中で、今日は大切な情報を皆さんと共有しておきたいと思い、コロナワクチンに関するトピックを選びました。

ツイッターでみなさんに「ワクチン接種したい?」という質問をした時(2021年2月23日)に、「したい」と回答した人が47.5%、「したくない」との回答が21.8%、「わからない」と回答した人が30.7%でした。

この回答から見ても、半数以上の人が即ワクチンを受けようという意思ではないということがわかりました。

日本国内の他の統計では、接種をしたいという人の割合は更に低いというデータも見たことがあります。

アメリカと日本での感染状況や重症化の深刻度にかなり差があることから、日本ではアメリカほど「接種したい」という意思が強くはないのかなという印象を受けます。

ちなみに、マサチューセッツ州ではすでに200万人以上が接種を受けました。

マサチューセッツ州の人口が700万人なので、すでに4人に1人は接種した形になります。

ちなみに、現在はまだ高齢者やハイリスク群対象なので、僕達一家の接種の順番が回ってくるのは春以降になる予定です。

コロナウイルスのワクチンにまつわる情報に関しては、何を信じて良いのか?という疑問があるかと思います。

スキャンダルの多い政府の言うことは信じられないという方もいるでしょうし、製薬会社の言うことも利益が関わるから信じられないかもしれませんし、テレビに出てくるコメンテーターはそもそも当てにならないし、メディアに出てくる学者達は買収されているかもしれないし…。このような懐疑心で一杯になっている方もいらっしゃるかもしれません。

 懐疑心が生まれることは仕方がないことですし、お気持ちは良くわかります。

そんな気持ちが湧くのは、政府や製薬会社やコメンテーターや学者達が、「ワクチンを打って下さい」と言うことによって「得をしているのだろう」という疑いを持ってしまうのが理由の一つかもしれません。

「政府は政府のやりたいことを常に押し通すだろう」「製薬会社はワクチンを多く売って儲けたいだろう」「学者やコメンテーターはお金をもらって台本を喋っているのだろう」などなどの疑いを持ってしまうのかもしれません。

そこで共通しているのは、「彼らはそれによって得をするからだ」という発想です。

一方で、「ワクチンは毒だ」「ワクチンは陰謀だ」「ワクチンの副作用は隠されている」ということを発言する一部の人達は、それを言うことによって何の得があるのだろうかということを考えると、一見「得をしていない」ので「彼らの言うことは本当に違いない」と思ってしまうのかもしれません。

陰謀論が信じられやすい理由の一つにもこれがあります。

「陰謀論のような世間の意見と逆行することを言っても得をしないのだから、陰謀論こそ本当かもしれない」というような考え方になってしまうこともあります。

一方で、マスコミに関しては発信する情報が本当だろうがウソだろうが陰謀論だろうが、センセーショナルであればその情報がより「売れる」ので良いのです。

一部のマスコミは正確な情報を伝えるよりも、とにかく「売れる」情報を伝えることに重きをおきます。

そういった意味では、彼らは「得をする」わけです。

このような様々な情報に溢れる環境にいると、もはやそういった情報を選別して判断することができなくなり、最終的にはSNSでどこの誰かが発信しているのかわからない情報を信じてしまったりするようになります。

「噂を信じる」のような根拠のない行動になってしまうわけです。

その結果、大勢が進む方向に真似して自分も進んでしまうという現象が起きます。

人混みの中で誰かがある方向に走り出して、それを見た誰かが真似をして、そのうちもっと人が走り出して、それを見た他の人たちが後に続き、そして残りの人達が恐怖に煽られて「よくわからないけどついていけ」となって走り出します。

人混みは混乱した状態で、走っていく先が崖だろうが海だろうが走り続けます。

自分たちが置かれている状況をしっかりと把握できないと、そういった危険な連鎖も起きることがあります。

 

ワクチンのガイダンス

さて、前置きが長くなりましたが、皆さんにはコロナワクチンの情報を見る時には、上に書いたような混乱と混沌に我々が置かれているとう状況を自覚して、その上でどういった情報を選別していくのかをご自身の目で判断していただきたいと思っています。

ということで、製薬会社で研究をしている僕の発言は「嘘かもしれない」と思われてしまうかもしれないので、アカデミアからの配信を参照しましょう。

今日はハーバード大学の医学部の「コロナウイルスリソース・センター」が先週配信した情報をかいつまみ要約し、皆さんが気になるであろう疑問にQ&A形式方式でお伝えしようと思います。



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