2021年は「AIに仕事を奪われる」最初の年になる
新型コロナウイルスの世界的大流行に揺れた年が終わり、
まもなく米国ではバイデン氏が大統領に就任し、
国内に目を転じてみても新型コロナの感染が収束する気配はなく、
これだけ不透明な状況下にもかかわらず、
●AIが持つ "人間超えのすごい実力" とは =中島聡
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◆“人間超え”を達成、人工知能の目覚ましい進歩
2021年を迎えるにあたり、人工知能の進化が社会にあたえるインパクトについて、
人工知能に関する研究は、50年以上の歴史を持ちますが、
大きな転機となったのは、
そこからわずか8年しか経っていませんが、その間に、
・物体の認識率が人間よりも高くなる
・映像や画像から個人を特定することが可能になる
・
・囲碁のような複雑なゲームで人間よりも強くなる
・
・翻訳精度が飛躍的に上昇する
・文章の生成能力が格段に上昇する
・音声認識・音声合成の能力が格段に上昇する
・データ分析に人工知能が応用出来るようになる
・無人コンビニが実用化される
などが実現され、その進化のスピードは、
◆10年前は不可能だった車の自動運転も実用レベル
特に進歩が著しいのが、画像認識・物体認識の分野です。
私自身、mmhmm
という会社で、
最近になって、
少し前までは、
LIDAR(Light Detection and Ranging、Laser Imaging Detection and Ranging、「光検出と測距」ないし「レーザー画像検出と測距」)は、光を用いたリモートセンシング技術の一つで、パルス状に発光するレーザー照射に対する散乱光を測定し、遠距離にある対象までの距離やその対象の性質を分析するものである。日本語ではライダー、ライダとカタカナ書きされることも多い。軍事領域ではしばしばアクロニム LADAR (Laser Detection and Ranging) が用いられる。
この技法はレーダーに類似しており、レーダーの電波を光に置き換えたものである。対象までの距離は、発光後反射光を受光するまでの時間の差で求まる。そのため、レーザーレーダー (Laser radar) の語が用いられることもある。 出典: ウィキペディア(Wikipedia)
◆汎用的な能力を持つ人工知能が人間を駆逐する
2016年に、囲碁の世界チャンピオンを破るほどの人工知能 AlphaGo を開発したのは、DeepMind という会社です(2014年にGoogleが買収)。
その後、
DeepMind
は2020年になって、
自然言語の認識に関しても、ここ数年で著しい進歩がありました。
これはこの分野の伸び代がまだまだあり、
そして、自然言語処理に関して、「相転移」
OpenAI が2020年になって公開した GTP-3 は、インターネット上にあるさまざまな文章を教科書として、
その特徴は、
・文章を要約する
・途中まで書かれた文章を完成する
・アマゾンで販売されている商品に対するフィードバックを書く
・指定したトピックの記事を書く
・ウェブサイトの生成に必要なプログラム(HTML)を書く
・難しい法律用語で書かれた文章を普通の文章に変換する
・数式を生成する
大量の文章を教育データとして与えただけで、
GPT-3を「汎用人工知能」
これまで作られて来た人工知能は、
「汎用人工知能」とは、
◆今後10年で、人間の仕事の大半を人工知能が奪う
この勢いで進歩が続けば、20年代の終わりごろには、
・自動車の運転
・会計処理
・(銀行の)与信作業
・スーパーやコンビニのレジ業務
・弁護士事務における判例検索
・データ入力
・翻訳
・議事録作成
・受付業務
・窓口業務
などが挙げられますが、それらに限った話ではありません。
今後、あらゆる業界で、経営者は「人を使い続けるのか、
最近、日本ではデジタル・
◆確実にやってくる大失業時代。格差拡大にどう対応?
この手の議論になると、「
ひとたび人工知能の方が人よりも正確に、
そろそろ現実を見据え、
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