· 

人生で成功を掴む思考


人生で成功を掴む思考と「蚊の退治」に共通する意外な視点とは?

2020.09.07

 まだまだ暑い夏が続くため、もうしばらくは悩まされることになりそうな蚊。

退治するのも一苦労だったりしますが、実は蚊の捕まえ方にはコツがあるといいます。

それを友人から聞いたという倉橋さんは、その方法がビジネスの考え方に繋がるものがあるとして、その理由を紹介しています。


*視線の先にあるもの

「直後に中を確認しない」

と教えてもらったのは、蚊の捕まえ方のコツでして、今朝、布団の近くにある蚊取り器を見て、そろそろ片付けようか考えていたのですが、「そういえば、今年はほとんど使わなかったなぁ」と思い至りました。

夏の初めに「60日用」の蚊取り器用の薬剤をドラッグストアで2つも買ってしまったのですが、結局あまり使わずに残したままシーズンが終わってしまいました。

・・・これって来年でも使えるのかな?

極端な暑さのせいなのか、あまり蚊を見かけない夏でしたね。

 ずいぶん前になりますが、友人から「蚊の捕まえ方」を聞いたことがありまして、パチンと叩いて潰す人もいれば、ぎゅっと掴んで捕まえる人もいると思います。

 

私は、吸われている時は「叩く派」ですが、飛んでいる時は「掴む派」であります。

でも相手(蚊)の方が上手で、逃げられてしまうことの方が多いですね(涙)。

友人いわく、蚊の捕まえ方にはコツがあって、叩くにしろ、掴むにしろ、「捕まえた直後に中を確認しない」のがポイントなのだそうです。叩いたり、掴んだらすぐに視野を広げて、周囲を見渡す。

逃げているのを発見したら、すぐに第2、第3の矢を放つ・・・逃げているのを見つけられなかったら、手の中を確認する。

でも多くの人は、叩いたり、掴んだ直後にまず自分の手の中を確認する。

「逃げられた」と気づいて周りを見渡してもすでに遠くに逃げてしまっている。そしてしばらくすると、また血を吸われる(笑)。

 

私はまさに後者でしたね。

とりあえず自分の手の中を確認してから、「逃げられた!」と悔しがり、どこに逃げたのかを探すというパターンであります。

彼のアドバイスを聞いてから、蚊の捕獲率が格段に上がりました。

それ以来、蚊と向き合うたびに考えるのが、「これって、成功とか実績と似ているな」ということであります。

 

自分が手にしたこと、成し遂げたこと、それらにずっと視線を取られていると、逃したものや次のチャンスを見失ってしまうことがあるな・・・と。

もちろん「振り返り」や「反省」は大切なことでありますが、過去の成功に酔ったままだったり、今までの実績にあぐらをかいていると「次」が見えなくなってしまうわけです。

何かを掴んだつもりになって、手をぎゅっと閉じたままでいて、しばらくして手を開いてみたら、中に何もなかった…なんてことは避けたいですね。

 

一つの成果や成功で頭打ちしてしまう人と、次々と実績を重ねることができる人の違いって、そういうところにあるんだろうな、と思います。

ずいぶん前になりますが、ある先輩経営者に「成功は、それを手放したときに、はじめて己の血肉になる」と言われたことがあります。

過去の成功にとらわれて、今の自分の行動を縛っていたり、身動きが取れなくなっているようなことはないでしょうか?


メール・BLOG の転送厳禁です!!  よろしくお願いします。