· 

明智光秀が本能寺の信長を襲った理由 ほか


 

2020.06.09

 

 

光秀と言えば日本史最大のミステリー「本能寺の変」を引き起こした張本人ですが、その動機に関しては未だ謎に包まれたままでもあります。

そんな歴史的大事件の解明に挑んだ一冊を紹介。

 

乃至政彦『信長を繰り、見限った男 光秀』

「史上もっともミステリアスな武将の正体 意外なまでの光秀像が史料から浮かび上がった なぜ天下人を討つに至ったか? 最大の謎がいま解ける!」「信長の天下取りは光秀の筋書きだった! 志に乏しい信長を煽動し続けた光秀。忠臣を捨て謀反を決意したのはいつか?」とカバー帯で自信満々。惟任(明智)光秀の生涯を追いながら、本能寺の変の背景と真意に迫る野心作。
激戦区「明智光秀」に乗り込んだこの本、既刊本とは確かに違う切り口だった。全16章だが、14章あたりまでは相当に退屈である。
投げだそうかと思ったが、我慢して読み進めるとまったく新しい光秀像、信長像が見えて来た。

 

 

「本能寺の変」は、怨恨、陰謀、共犯など諸説あるが、光秀は信長を三度繰り、信長の天下布武に望みを託したが、期待を裏切られて決起した、と著者は断言する。

「光秀は信長への不満を膨張させていたといわれるが、本能寺の変では具体的な大義を何も挙げていない。
それなのに光秀の不満が正当なものだったと見て、この事件だけ他の謀反と違った特別な理由を見出そうとする傾向が一部の識者にあるようだ。
だが、ここに特別の理想や事情、または黒幕や陰謀を探し出そうとするのは徒労だろう」「論争の仕組みに設定ミスがある」とバッサリ。
著者は断言する。本能寺の変に特別の謎などない。数ある謀反の一つが絶妙に成功したまでのこと。


 1. 光秀は信長に何らかの不満があった
 2. 信長が近々容易に殺害可能な場所に移る予定だった
 3. 決起後の武略を主導する自信があった

 

三つのうちどれか一つでもなかったら、光秀は決起しなかっただろう。

光秀の動機はこれという真相一つに集約されるのではなく、「光秀の折り重なる不満に信長の油断が合わさって逆心に変じた」と見るべきである。
怨恨と野望、絶望と大義、利害と武略……これらの思考が不安定に押し合って光秀を動かした。
変後の光秀は殺害の動機をまったく表明しておらず、謀反の大義も何一つ唱えていない。
「決定的要因があるとすれば、信長があまりに無防備過ぎたこと、変後の勝算がありそうに見えたことに尽きるだろう」コレ正解みたい。
「このときの光秀は、決起後のシナリオを打ち立てられるおのれの武略と、信長の油断ぶりに嫌気がさす想いでいたのではないだろうか。
しかもこのチャンスは自分が望んだわけでもなく、向こうから転がりこんでくる」。こうきたか。上手な解釈だな。
そして、他説にないのが(というか、今まで聞いたことがない)信長が「三職推任」を快諾していれば、本能寺の変は起きなかったという。
「三職推任」とは朝廷の側から京都所司代の村井貞勝に、信長を「太政大臣か、将軍」に推挙したいという打診である。
いまこそ信長が統治者として君臨すべきだという考えだ。
しかし信長はこれに返答する前に殺害され、彼の思い描く政権構想がどういうものか不明であるが、足利将軍推戴だったようである。
幕府中興の祖として、永遠の名誉と神格を得ようとしていたのだ、という説。
光秀も信長も、足利将軍を擁立した上で自分たちが実権を握る政体しか考えなかった。武略として間違ってはいない。
利用価値がなくなったら自分が幕府を開くつもりだった。
光秀はスタートダッシュが謀反という点でマイナスである。とはいえ、光秀は最初から最期までその虚実が定かではない。
「英雄とは神話のマテリアル(材料)である」とは、きれいなまとめ方である。



蚊に刺されなくなる新常識。

「蚊に刺されたほどにも感じない」という表現もあるにはありますが、実際に刺されようものならうっとうしいだけでなく、時には深刻な病気の媒介もする蚊。どうにか刺されずに済む方法はないものでしょうか。
ある高校生の研究に裏づけされた、効果バツグンの「蚊に刺されない方法」を紹介!

人類史上最悪の強敵

さて、本日は夏になるとやって来るアイツのお話。
最近のニュースで気になったものはなんでしょうか。どうしても悲惨なニュースに目が行きますよね。

クルマの暴走による交通事故や児童虐待、自殺などなど。こうした人の生き死にに関するニュースを見ない日はありませんよね。
ところが、最悪の殺人者が今日もあなたのすぐ近くにいるんです。最悪というのは、誇張ではありません。

その殺人者によって全世界で年間75万人もの人が死んでいると言われています。

そう、その殺人者とは蚊 ~_’^.・~……“~; です。

蚊は、たくさんの病気を媒介しますからね。蚊に刺されただけだなんてカルく考えていると大変なことになっちゃうんです。
私は、とても残念なことに、一家族に一人はいる蚊に刺されやすい人なんです。

そりゃ、もう、子供の頃から刺されまくりました。しかも追い打ちをかけるかのように、周囲の人たちから
・血液型が●型でしょ
・汗臭いんじゃないの
・体温が高いからだよ・・・などから始まって、果ては
・血が汚れているんだよなどという、・・言われなき非難まで浴びてきました。
なので、夏の外出時には虫除けスプレーは忘れず、常に網戸を閉め蚊取り線香を焚いて……それでも刺されちゃうんですけどね!!

きっとみなさんの周りにも、私のような悲しい運命を背負いかゆみに耐えている人がきっといるはずなんです。
ところが!私は、そんな悲しい運命とオサラバしたのですよ!!!!蚊に刺されなくなったんです!!!
なぜかというと、とあるコーコーセーの研究結果を実践したから。
 ● 蚊に刺されない方法を高校生が研究したワケ
足裏をアルコール消毒すればヨイということです。

コーコーセーによると、蚊に刺されやすい人は、足裏の菌の種類が他の人より多いそうです。

このため、この菌の中に蚊を誘引するものがあるのではないかと推測。なので、足裏をアルコールで除菌したところ、刺されにくくなった!ということなんです。スゴいよね。このコーコーセー。ちなみに彼は、コロンビア大に特待生として進学したそうです。


メール・BLOG の転送厳禁です!!  よろしくお願いします。 


コメントをお書きください

コメント: 1
  • #1

    京都 近藤 (木曜日, 18 6月 2020 17:06)

    抗菌剤を生噛りした技術屋の端くれとして、新型コロナウイルスの第1波、第2波は
    抑え込んだように見えます。
    梅雨を迎え、どこにでも出てくるのが蚊です。新型コロナウイルスの感染拡大に、日本脳炎のように蚊が介在しないのかが気になるところです。
    人からモノ、モノから人の感染が多いとされている新型コロナウイルスの感染ルートに蚊が
    ならなければよいのですが。

    京都教育大学付属高校の生徒さんの妹さん思いから生まれた技術の紹介はタイムリーです。
    この高校生の研究は、彼の妹さんが異常に蚊に刺されるのを見て、なぜ、蚊に刺されるのか、
    対応法はないかの妹思いから始まったそうです。
    この研究は、NHKでも紹介されていました。
    新型コロナウイルスの殺菌剤として、その効果が認められているアルコールが検討した材料に含まれていたのが、ラッキー。
    70%以上のアルコールしか新型コロナウイルスに対して殺菌効果がない、今回の蚊が集まる原因になっている足の常在菌の殺菌に対しても同じかもしれません。
    今後のことを考えると、次のことを考えておいた方が良いのでは。
    (1)消防法対応
     60%以上のアルコールは消防法による危険物。アルコール濃度を50%以下にする。
    (2)抗耐性菌の対応
     アルコール単独なので、抗耐菌性が出てくる可能性がある。
     微量で効果のある抗耐菌性抗菌剤を併用する。
    (3)抗菌補助剤の併用
     アルコールおよび抗耐菌性抗菌剤の効果を安定化させる補助剤を併用する。
     *この組み合わせは、長年、化粧品の防カビ剤あったパラベンの代替品として使用されて
      いる。
      この技術は、ある特定の分野でしか特許の出願はされていませんが、化粧品、サニタリー
      分野等で広く使用されています。