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なぜ年越しそばを食べるの?


大晦日あれこれ
まず「おおみそか」という言い方ですが、もともと「みそか」は「三十日」です(「三十路(みそじ)」もありますね。「三十」は和語読みすると「みそ」です)。
それが「月末」を意味するようになっていきます(実際に「29日」や「31日」で月末になろうと、「みそか=月末」という位置づけです)。
ただ、12月の月末は、ただの月末ではなく、一年の締めくくりということもあるので、「大」がついて「おおみそか」となりました。

また、「おおつごもり」という言い方もあります。これは太陰暦だと、月末は月が隠れて見えない日

「つきごもり」から「つごもり」となり、やはりこれも年末だけ「おお」がついて「おおつごもり」です。

いずれにしても、毎月やってくる月末の中でもさらに一年の締めくくりということで「大」がついて「おおみそか」だったり「おおつごもり」となりました。


5分で読める「大晦日」の雑学

日本では大晦日は「歳神様(としがみさま)」をお迎えする行事が行われます。

よく日本昔話や民話などでも、大晦日の年越しを題材にしたお話があります。

やってきた神様が貧乏神だったり、福の神だったり。
そう、新しい神様をお迎えするのが大晦日です。

年越しには、
  • 年越しそば
  • 除夜の鐘
  • 二年詣り   などが行われます。

年越しそばは、「細く長く続く」ことから「延命・長寿」を祈願したものなど諸説あるようです。


除夜の鐘は「煩悩の数」と言われる108回分、鐘をついて煩悩を払うわけですが、これも地域やお寺によっていろいろあるようです。
二年詣りは、大晦日から元旦にかけての初詣。学生時代は友達と年越しによく行きました。
京都の八坂神社では「をけら祭」というのがあります。

御神火を起こし、それを火縄にうつし、消えないようにぐるぐる回しながら家に持ち帰ります。

この「をけら詣り」は京の大晦日の風物詩です。その火で、神棚の灯明をともしたり、お雑煮を作ったりするのです。

みなさまのお住いの土地土地で、さまざまな行事があることと思います。

あらためて見直してみると色々な発見があるかもしれません。


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