おがわの音♪ 第814版の配信★


「卵」がいつでもこんなに安く買えるという異常

年間48億円の税金を投入している事業とは?

細川 幸一 : 日本女子大学教授
2019年06月28日

価格がほとんど変わらない代表格で、物価の優等生と言われる卵。
スーパーでは10個入り1パックが200円前後で売られており、特売日などでは150円以下の場合もある。1個に換算すれば、15~20円。当たり前だが、卵は鶏が産んだ命の源だ。それゆえに栄養豊富で、戦前は病人へのお見舞いの品にも使われたほどだ。日本では生卵を食べる習慣があり、TKGとネーミングされる「卵かけごはん」も国内外で人気だ。全農鶏卵卸売価格(M規格)でみると、戦後の1953年(昭和28年)に1kgあたり224円だった。現在の価値に換算すれば1953年の卵の価格は1000円を軽く超える。卵は高級品だったのだ。



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