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自民党の「外交青書」批判、何が時代錯誤か

「憂さ晴らし」の場と化す自民党内部の議論

薬師寺 克行 : 東洋大学教授
2019年05月22日

外務省が毎年、発行している書籍に『外交青書』がある。過去1年間の首脳会談や国際会議などの成果をはじめとする日本外交の記録とともに、国際情勢についての分析も書かれている。同じような書籍を他の官庁では「白書」として発行しているが、外務省だけは1957年の創刊号の表紙が青色だったため「青書」と呼んでいる。
世間にはあまりなじみのないものだが、日ごろマスコミにほとんど登場することのない国についても紹介があり、結構便利である。この『外交青書』が珍しく自民党内で批判にさらされている。



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