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「闘う独創研究者」西澤潤一博士が逃した大魚

「ミスター半導体」の功績を振り返る

脇 英世 : 東京電機大学 名誉教授
2018年10月28日

西澤潤一博士が10月21日に92歳で逝去された。最近の若い方にはなじみが薄いかもしれないが、西澤博士は、「ミスター半導体」と呼ばれたように、まさに日本を代表する半導体業界の孤高の巨星。

その研究分野は多岐に渡るが、数多い著書や講演の表題に頻出する「独創」「独自」「闘う」というキーワードが西澤博士の研究哲学の根本にあった。
パソコン、スマートフォンなどあらゆるところに使われる半導体は、いうまでもなく現代社会を支える超重要電子部品だ。

そのような半導体の黎明期に輝かしい研究実績をあげた西沢博士の偉業を振り返ってみよう。


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