日本車が今になって中国で躍進した根本要因
欧米系自動車メーカーの生産台数超えへ
湯 進 : みずほ銀行国際営業部主任研究員
2018年08月19日
巨大化する中国自動車市場で長年、欧米系自動車メーカーの後塵を拝してきた日系自動車メーカーが再び増産に向けて動き始めた。
トヨタは7月25日、中国での生産台数を2020年初めに200万台に引き上げると 発表した。これに日産とホンダの直近の生産計画を合わせると、5年後の2023年には日系自動車ビッグスリーの中国での生産能力は、現在の2倍にあたる660万台に上り、欧米系自動車メーカー各社の生産台数を凌駕する。中国における新エネルギー車(NEV)シフトが進行する中、クルマ消費への意識が高まっていることも相まって、中国自動車市場は大きな転換期を迎える。この風潮は日系メーカーにとって年来の遅れを取り戻す好機となりそうだ。
※ メール・BLOG の転送厳禁です!! よろしくお願いします。
コメントをお書きください