アマゾンの物流戦略はここまで徹底している
日本で宅配クライシスを乗り切れた真の理由
角井 亮一 : イー・ロジット代表取締役兼チーフコンサルタント
2018年08月17日
アマゾンはその売り上げ拡大の歴史の中で、利用する宅配会社の数を増やしてきています。
アマゾンのミッションの1つは「カスタマーセントリック」=「顧客中心主義」です。
購入したお客様に届けられないという事態に陥らないよう、中長期の視点から運べるキャパシティを増やしてきました。
拙著『アマゾン、ニトリ、ZARA…… すごい物流戦略 』で解説しているように、私は米国で数多くのネット通販物流センターを
直接見てきましたが、そのほとんどがUPSを9割以上利用していました。
アマゾンの出荷量が今後も増加していくだろうと考えたUPSは「これ以上運べない」と音を上げ、その結果、アマゾンはFedEx(フェデックス)を多く使うようになりました。その後、競争力の強化という意味あいからも、ラストワンマイル(お客さんの手元に届けるための最終の
ルート)の分散化を図っています。その一例が、宅配便シェア第3位のUSPS(アメリカ郵便公社)の活用です。
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