おがわの音♪ 第609版の配信


企業による投資や賃上げが財政再建のカギだ

「経済成長」や「緊縮財政」だけではダメな理由
6月に閣議決定された「経済財政運営と改革の基本方針(骨太方針)2018」では、国と地方を合わせた政府の基礎的財政収支(プライマリーバランス=国債の元利払いを除く歳出と税収・税外収入の収支、PB)の黒字化を達成する時期が、これまでの2020年度から2025年度へと5年先送りされた。内閣府は7月の経済財政諮問会議に、この方針の前提となる中長期の財政試算を示している。
これによれば2020年代前半に成長率が実質2%、名目3%以上という楽観的な「成長実現ケース」でも、政府部門の基礎的財政収支は、2025年度に2.4兆円の赤字が残り、黒字化は2027年度にようやく達成できる見通しだ。


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