おがわの音♪ 第527版の配信


イケアが低迷の果てに赤字転落した根本理由

 

なぜニトリとここまで大差がついたのか? 

 

親子げんかの果てに業績が低迷して2年連続の最終赤字に転落した大塚家具が 創業の地、春日部の「春日部ショールーム」を5月27日で閉店する。

「ショールーム」をうたいながら直近2017年12月期の総売上げ410.8億円に対するEC売上げはわずか2億3400万円、EC比率は0.57%に留まるのだから、もはや“化石”でしかない。それはコーペラション思想にとらわれてECに出遅れたイケアとて大差ないのではないか。 イケア・ジャパンの売上げは14年8月期の771.6億円までは5.9%増と堅調だったが、15年は前期に立川店と仙台店の2店を開業したにもかかわらず1.2%増の780.8億円に留まり、16年8月期は767.6億円と減少に転じ、17年8月期は740.6億円とさらに落ち込んだ。収益性も13年8月期の営業利益率12.0%がピークで、14年8月期以降はつるべ落としに低下して15年8月期は1.2%まで落ち込み、17年8月期には14.46億円の営業赤字に転落した。06年4月に再々上陸してから10年も経つのに800億円を前に足踏み、この間に3830億円も売上げを伸ばしたニトリとは大差がついてしまった。その背景としてECへの出遅れが指摘されるが、ニトリとて前年から35%も伸ばしたとはいえ305億円とEC比率は5.33%に過ぎず、経済産業省EC統計における雑貨・家具・インテリア分野のEC比率18.66%(16年)と比べれば出遅れを否めない。

 


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