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災害時のデジタル連携、手探り

自治体ごとに別システム、入力に負担

2024.07.12.

朝日新聞デジタル

国と自治体が、災害時のデータ共有に向けた取り組みを進めている。

市区町村の被害状況を県や国がいち早く把握し、的確な支援につなげるためだ。

ただ、1月の能登半島地震では情報連携システムが十分に機能せず、かえって現場の負担を増やす場面もあった。



停電や通信の途絶も想定されるなか、防災のデジタル化は試行錯誤が続く。

 「氾濫危険水位に達しました」。5月、熊本県庁の防災センターに職員の声が響いた。

梅雨と台風のシーズンを前に、県内全45市町村と重ねる訓練での一幕だ。大画面の「防災情報共有システム」を参加者が一斉に見つめる。

 市町村側がパソコンで被害の発生場所や人的被害の有無などを入力すると、リアルタイムで反映される仕組みだ。

県は消防や警察からの情報もここに集約し、自衛隊などと支援を調整する。

 広域災害が全国で多発するなか、デジタル技術の活用は不可欠だ。

現場の市町村だけでは対応できず、県や国が支援に入る場面が相次いでいるからだ。

市町村の職員がまとめるデータを県や国がそのまま利用できれば、「集計」や「送信」の作業に手数をかけなくても支援の判断ができる

 熊本県のように県内の情報を集約するシステムは、ここ数年で、多くの都道府県が導入した。

国は今年度、それを全国で連携させる「新総合防災情報システム」の運用を始めた。来年中に中央省庁と自治体などの接続を進めたい考えだ。

 しかし、運用に向けては課題も多い。システムが自治体ごとに違うため、そのままでは使えないケースがあるからだ。

 熊本県と熊本市は、同時期に今の防災システムを導入したが、入札で別々の業者が受注したため一部のデータ形式が異なる。

その結果、避難所の情報は自動連携できず、市の職員が市と県のシステムに2度入力する必要がある。

担当者は「問題が分かってから業者に対応を求めたが間に合わなかった」と振り返る。

 

職員被災、作業後回し 能登

 今年1月に起きた能登半島地震では、石川県の防災システムが活用されるまでに時間を要した。

操作に慣れた市町の職員が被災したこともあり、情報の更新はホワイトボードへの記入などが中心になった。

システム入力の作業は負担になり、後回しになった。

発災から約2週間後、手書きの集計を写真にして送ってもらい、県が代行入力することでシステムは機能しはじめた。 

担当者は「システムは導入するだけでなく、多くの人が使えるようになって初めて役に立つということを痛感した」と話す。

熊本県と県内市町村が豪雨の際の対応の段取りを確認した訓練の様子。市町村が入力する被害状況は、県の「防災情報共有システム」に刻一刻と反映される

熊本県の訓練シナリオには毎回、システム障害を想定して、職員が防災行政無線中心の運用に切り替える時間がある。

 実際、20年7月の豪雨では、県の防災システムに人吉市がアクセスできない状態が続いた。

 県危機管理防災課の塚本和子さんは「システム入力だけに慣れてしまうと、デジタルで何を効率化しているのか分からなくなりがち。誰を助けるためにどんな情報が必要か。自ら確認する意識を組織で共有していきたい」と話している。


 <防災科学技術研究所の臼田裕一郎さんの話>

 日本の防災では、住民保護を自治体が第一義的に担うとされている。

このため、自治体はそれぞれが防災システムを整備し、形式がばらばらで連携に課題 (連LINK)があった。

政府の新しいシステムが動き出したことで中央省庁や都道府県同士の情報連携が大きく進む可能性がある。

市町村との連携をどう進めるかが今後の課題だ。

 現場では、情報をパソコン端末などへ入力する作業が負担増になる恐れがある。

その情報が県や国による支援に直結し、住民を守ることになる仕組み( LINK )であることが重要だ。



幸せな人は、やっている。1日の中で「たった2時間」を上手く使う

2024.07.05 

by 毎日3分読書革命! 

幸せな人とそうでない人は「2時間」で差がついている。これっていったいどういうことなのでしょうか?

 土井英司さんが、そのことについて詳しく書かれた本を紹介しています。

【大事なことだけを。】⇒『いつも幸せな人は、2時間の使い方の天才』

こんにちは、土井英司です。

本日ご紹介する一冊は、これまでに3万人以上の起業家にノウハウや考え方を伝えてきたキャリッジウェイ・コンサルティング代表取締役、今井孝さんによる自己啓発書。シリーズ10万部のベストセラーとなった『起業1年目の教科書』や『誰でもできるのに9割の人が気づいていない、お金の生み出し方』など、起業・お金に関する書籍が目立つ著者ですが、今回は幸せと時間の使い方がテーマ。

起業1年目の教科書

誰でもできるのに9割の人が気づいていない、お金の生み出し方

数多くの成功者にインタビューし、幸せな人とそうでない人との差を考察した結果、導き出されたのが、タイトルにもついている「2時間」というキーワードだったそうです。著者によると、幸せな人たちは、1日のなかに「最高のひととき」をつくり出している。

その最高のひととき」の平均が、2時間だったのだそうです。

「夜に気の置けない仲間と2時間飲む予定が入っているだけで、1日が幸せ」

「週末に2時間コンサートに行く予定があるだけで、1週間が幸せ」

24時間のうち、たった2時間を「最高のひととき」にするだけで、人生は楽しく過ごすことができる。

本書には、そのためのちょっとした秘訣が書かれています。

本書の肝となる主張は、以下の通りです。

(1)「すべての時間が充実していなければ幸せじゃない」という考えを捨てる

(2)日常のムダを見つけ、それをやめていく

(3)「自分を幸せにしてくれること」を見つける

(4)「最高のひととき」を味わうためのスケジュールを立てる

(5)長期的な目標を見出し、未来のために時間を使う

(6)幸福感を意識的に味わう

では、それぞれどんなノウハウが書かれているのか。

さっそく、気になるポイントを赤ペンチェックしてみましょう。

n   「最高のひととき」さえあれば、幸せの総量が増える

n   多くの人が「時間に追われている」と感じたり、逆に「時間をムダにした」と感じたりするのは、このたった2時間の「最高のひととき」を設定しないで毎日を過ごしてしまっているから

n   日々、小さな達成感を味わって続けていれば、最後には大きな成果につながる

(1)自分がどんな感情を得たいのかを知り

(2)その感情が得られることを日々おこなう

n   現代人が自分の幸せを理解していない理由

(1)安心を求めすぎる

(2)お金がないと何もできないと思っている

(3)「やりたいこと」が大事すぎて温存している

(4)たくさんやったほうが充実すると思っている

(5)他人の目を気にしすぎている

n   「イマイチ充実しない……」を抜け出す5ステップ

(1)「やらなくてもいいこと」をやめる

(2)「自分の感情を満たしてくれるもの」を知る

(3)充実感を得られる1日を過ごす

(4)未来のためにも時間を使う

(5)幸福感を意識して味わう

n   何が終われば会社を出ていいのか?

n   いますぐやめるべき「5つのムダ」

(1)惰性で続けているが、やめてもじつは問題ないこと

(2)よく思われたいためにやっていること

(3)不安だからやっていること

(4)自分がコントロールできないこと

(5)積み上がらないこと

n   自分の時間を増やす4ステップ

1.やっていることをすべて書き出す

2.やめられそうなことを見つける

3.試しにやめてみる

4.次からは引き受けない

n   「ストレスが重いもの」からやめてみる

n   「自分を幸せにしてくれるものリスト」をつくる

n   「幸せ」と「一時的な快楽」の違いを見極める

n   最高の1日になる、たった2つのこと

「ご褒美」

「達成する仕事」

n   「ご褒美」を先に予定に入れてしまう

n   そもそも3つしか仕事ができないなら、予定も3つだけにしておくべき

n   10年計画の目標を1つ持つだけで、人生は充実する

n   「強制力」を働かせるための投資は惜しまない

起業して、書籍を10冊以上商業出版することに成功。1000人規模の講演会も実現したという著者が、充実した人生を歩むコツ、幸せを持続させる方法について述べています。 

仕事が上手く行き、かつ幸福も実現できる習慣について知りたい方は、ぜひ、読んでみてください。



 

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