日本の技術者を殺す「ノリと雰囲気」とは?
AI革命と2025年のゲームチェンジ
2023.07.11
2022年11月30日、米OpenAI社がリリースを公表して以来、日本中で「AIブーム」を巻き起こしている「ChatGPT」。マイクロソフトでWindowsやインターネットエクスプローラーの開発を指揮した伝説のプログラマーでメルマガ「週刊 Life is beautiful」の著者・中島聡さんと、「メルマガ『グーグル日本法人元社長 辻野晃一郎のアタマの中』~時代の本質を知る力を身につけよう~」の著者・辻野晃一郎さんのお二人に、この「AI革命」によって日本企業は生き残れるのか、そして、これからの私たちの働き方と生活がどう変わるのかについて語っていただきました。
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中島氏「下請けに丸投げのNTTから、技術者天国のMicrosoftへ」
叶内:今度は中島さんの経歴についてですが、NTTに入社されてMicrosoftに転身。
でも、大学入学前にアスキーでアルバイトをされていたとか。
中島:そうですね。高校2年ぐらいからです。
アスキーは最初は雑誌社だったので、自分で書いたパソコン、当時はマイコンと呼んでいましたけど、そのプログラムを載せてほしくて、原稿を書いて持ち込みで直接オフィスに押しかけたんです。高校生だったからかわいがってもらえて、「来なよ」って言われて、学校の帰りは、ほとんど部活のように南青山のオフィスに行って、何かプログラム書いたりしていて、いろいろと勉強させてもらって、すごく良かったですよ。大学も一応行きましたけど、大学よりもアスキーで学んだことのほうが多かったですね。
叶内:その頃から、バリバリの技術少年だったんですね。
中島:そうですね。バリバリの技術少年です。その時はすごくタイミングが良かったんですよ。
まだほとんどプログラミングができる人が世の中にいなかったので。
やっぱり高校生ぐらいだと吸収力が激しいし、あと他にやることが何もなかったんです。
僕は、早稲田の付属に通っていたので、高校でもあまり勉強する必要がなかったし、もうずっとプログラムをやっていたので、あっという間に得意になっちゃった。
当時のアスキーは、NECとかとも付き合っていたんです。そのNECが作ったソフトウェアが、僕から見るとどうしようもなくて、全部直すみたいなことを高校生でしていました。
だから、すごく重宝されていましたね。とってもいいタイミングでプログラミングというものに出会えたと思いますよね。
叶内:その技術を生かしたお仕事をされようと思って、NTTに行って、Microsoftに入ったのですか?
中島:本当は、プログラミングはずっと趣味だったので、趣味に留めておこうと思っていたんです。
僕は大学院の修士まで行ったんですけど、ドクターも取りたくて。でも、ドクターだと論文を書かなきゃいけない。その時は、ソフトウェアじゃなくて、実はチップを僕は作りたかったんですよ。CPUの設計もして、論文を書いて、ドクターを取るという発想でNTTに入ったんですよ。その頃はIntelのCPUがちょうど16ビットから32に変わろうとしていたぐらいかな。
いろいろと面白いことが起きていて、特に僕はアセンブラまで書いていたタイプなので、ハードに近いところを知っていたから「ここはこうすれば速くなるな」みたいなアイデアをいっぱい持っていたので。それでチップを作らせてもらおうと思って、研究所に入りました。でも、NTTに入ったら全然イメージと違っていたんです。
やっぱり日本の会社だから、研究者が実際に手を動かさないんですよ。今でも多分、そうだと思いますけど。
叶内:手を動かさない?
中島:まずは企画書を書くとか、予算を取るのに莫大な時間をかける。それで予算が取れたら大きな仕様書を書く。
そのあとは下請けに投げるんですよ。
叶内:自社ではなくて?
中島:そうです。
そうすると、下請けの人がハードも設計もソフトも全部作ってくれるような会社だったので、ちょっとがっかりしちゃって。
NTTに入社して1年ちょっと経った頃に、Microsoftが日本法人を作ったという新聞記事を読んだんです。
そうしたら、アスキーから15人ぐらい引き抜いたと書かれている。その15人全員が僕が知っている人だったんです。
それで突然、押しかけるようにMicrosoftに行った。 ・・・(記事抜粋)
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