労働者が大増税時代に「見限るべき社長」の 4 特徴
「コスト削減」「安売り競争」の会社に未来はない
デービッド・アトキンソン : 小西美術工藝社社長
2023 年 06 月 09 日
「いまの日本の給料は、日本人のまじめさや能力にふさわしい水準ではありません。そんな低水準の給料でもガマンして働いている、その『ガマン』によって、いまの日本経済のシステムは成り立っています。でも、そんなのは絶対におかしい」
【今回のポイント】
・少子高齢化により、今後の社会保険料負担の激増は避けられない
・給料を上げられる社長の下で働かないと、貧しくなる一方
・「現状維持」「価格競争」「コストカット」しかできない社長は見限るべき
だから強い。トヨタの現場にしみついている「なぜ?」の精神
2023.06.08
by 『致知出版社の「人間力メルマガ」』
日本が誇る世界的自動車メーカーのトヨタ。有名な「トヨタ生産方式」を始め、彼らの「ものづくり」にはさまざまな秘訣があります。その磨き上げられた強みについて、今回の無料メルマガ『致知出版社の「人間力メルマガ」』で紹介しています。
☞ 「なぜ?」を5回繰り返せ 張 富士夫(トヨタ自動車元相談役)
日本を代表する自動車メーカー・トヨタ。
そのものづくりの原点、組織に浸透した強さの源泉はどこにあるのでしょうか。
「トヨタ生産方式」をつくりあげた大野耐一氏に薫陶を受けるなど、トヨタ躍進の歴史とともに歩んできた張富士夫氏の講演録から探ります。
…………………………………………………
現場では、まず疑問を持てとも教わりました。そのために、「なぜ?」を5回繰り返す訓練を徹底的にさせられました。
大野耐一も鈴村喜久雄も、何かトラブルが発生して報告に行くと、決して「あぁ、そうか」では済ませてくれないんですね。
「昨日は予定の台数を造ることができませんでした」と言うと「なぜだ?」。
「この機械が故障したからです」「なぜだ?」。
「油漏れがしたらしいです」「なぜだ?」。
そのへんからもう分からなくなって口ごもっていると「馬鹿もん!」と雷が落ちるんです。
仕方がないから今度は故障した機械の所へ行って、「なぜボルトが緩んだんだ?」「なぜ油が漏れたんだ?」と、「なぜ?」を5回、6回と繰り返すうちに、「そうか、ここがまずかったのか」と真因に辿り着く。
そこで手を打つと、二度と同じトラブルは起きないわけです。
一番まずいのは、ボルトが緩んでいるのを見つけた時に、ただ締め直しただけで済ませてしまうことです。
「なぜだ?」と追及して真因を解消していないと、後でまた緩んで油漏れを繰り返してしまい、大目玉を食らうわけです。
若い頃に大野や鈴村からうるさく言われ続けたおかげで、最低5回は「なぜ?」を繰り返すのが私の癖になってしまいました。
これは仕事に限らず、例えばお腹が痛い時に「なぜ?」を繰り返して、健康のことをいろいろ考えるようにもなりました。
社長に就任した時も従業員に、各々の職場で「なぜ?」を繰り返して真因を突き止めることの重要性をお話ししました。
最後までお読みいただき、有り難うございました。 ☚ LINK
*** 皆さんからの ご意見・ご感想など 『
※ メール・BLOG の転送厳禁です!! よろしくお願いします。
コメントをお書きください