SNSマイナンバー紐付け発言が物議
国民の懸念は本当に「フェイクニュース」なのか
2023.02.13
by 東山ドレミ
河野太郎デジタル相が12日のテレビ番組で明らかにした「マイナンバーカード認証によってSNS利用に年齢制限をかける」という案が大炎上している。河野氏は一連の騒動を「フェイクニュース」と切り捨てたが、一部では本格的な“ネット検閲”への布石との見方も浮上している。
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マイナンバーカードでSNSを規制?河野太郎氏が炎上
河野太郎デジタル改革担当大臣が12日、『日曜報道 THE PRIME』(フジテレビ系)に出演。
『スシロー』をはじめ大手飲食チェーンで、醤油ボトルに唾液をつける様子などを動画で撮影しSNSに投稿する迷惑行為が相次いでいることについて持論を展開した。河野氏は、少年や若者の迷惑動画がたとえ「おもしろ半分」であっても、社会や投稿者の人生に多大な影響を与えるとして、ネットリテラシー向上が急務と指摘。
さらに、悪質な行為への対策として、マイナンバーを活用してSNS利用に年齢制限をかけるのが有効との認識を示し、「いろんなサービスのアカウントをつくるときに、マイナンバーカードで認証を最初にするということにすれば、年齢制限をきっちり守ることができますから。そういうところにも役に立ってくるんだろうと思います」と説明した。
ところがこの発言を、あるまとめサイトが「日本政府、YouTubeやツイッターなど利用にマイナンバーカード登録義務化する方針」というタイトル文言で伝えたことから、「海外企業にマイナンバー情報を渡せと?」「子供のいたずらをダシにネット検閲か」「まるで中国みたいだな」など、河野氏が痛烈な批判を浴びる事態に。
これに対し河野氏はツイッターで、まとめサイトを引用しつつ「フェイクニュースの出元はここか」とチクリ。
自分を批判する人々が「デマ」を拡散していることを強くアピールしたが、それでも一連の騒動は収まりそうにない状況だ。
☞ 東大の入試でいちばん求められるのは「要約力」
さて、今年も東大入試が近づいてきました。2月25日、26日に行われるので、その準備のため、多くの受験生が最後の調整をしているところです。
そんな中で、最近よく聞かれるのがこういうことです。
「東大の入試問題の特徴ってなんですか?」
「東大って、どういう能力を求めているんですか?」
この質問の答えは多種多様で、「時間が足りないから情報処理能力が求められる」とか「複数の科目を攻略しないといけないから戦略性が求められる」
とかいろんな回答があると思うのですが、いちばんは「要約の力」なのではないかと僕は思っています。
これについて『ドラゴン桜2』で太宰府先生がこんなふうに説明しています。
いかがでしょうか。一言でまとめる力のことを「要約力」と言います。要約とは、いったい何が言いたいのかを考えて、1つにまとめていく作業のことです。そして要約力があるということは、何を聞いても頭の中で整理できて、簡単にまとめられるということにほかなりません。
どんな本を読んでも「要するにこういうこと」がわかるから、頭がいい、ということになるわけですね。 今日は1つ、要約のテクニックを紹介します。
☞「主語」と「動詞」を明確にする
東大生は、どんなに難しい文章でもややこしい文章でも、「主語」と「動詞」を明確にすることで理解するということをしています。
例えば「机を移動させるのは迷惑だった」と書いてあったときに、…
「ん?誰が机を移動させたんだ?」「誰に迷惑だったんだ?」「移動させたのがどう迷惑だったんだ?」というのがわからなくなってしまいますよね。
「誰が」「何を」「どうする」のかが明確でないと、何もわからなくなってしまうのです。
「Aさんが机を移動させた」
「私はどれが私の机かわからなくなって迷惑だった」
と、誰が、何を、どうするのか、が明確になっていると物事は理解しやすくなるのです。
これが要約テクニック、「S V(主語動詞)整理」です。
Ø Step1 まず「誰が」主語なのかを整理する
Ø Step2 主語が何をしたのか、「どうする」という動詞を確認する
Ø Step3 動詞が整理できたら、残った目的語「何を」を整理する
「私は彼がその10枚ほどの紙の書類を役所に提出してしまったことに対して大きな悲しみを覚えた」
という文があったときに、パッと見てすべてを理解することは難しいです。
でも、要約すれば「彼は提出した」「私はそれを悲しんだ」というだけです。
これだけ追っていれば、大筋は理解できます。中身を考えてしまうと頭がこんがらがってしまいますが、実際はこれだけで要約できてしまうのです。
だから「誰が」「どうする」を先に考えてしまいましょう。
そしてそれが終わったら、その中身も、先ほどの2つが確定してしまえば後は簡単になっているはずです。 もっといえば、先ほどの「机を移動させるのは迷惑だった」のように、2人以上の人物が絡んでいる場合があります。
この時は、2つの文に潔く直しましょう。
2人以上のことを1つにまとめているからわかりにくくなるのです。
一度、2つの文に分けてしまえば、後は簡単に理解できるようになるはずです。
「主語」と「動詞」を明確にすることで、難解な文章を要約していく。
これはいろんな分野で使えるテクニックです。
国語だけでなくすべての科目で、勉強だけでなく日常生活で何かをプレゼンするときにも使えると思いますので、ぜひ使ってみてください!
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