ChatGPTでマルウェアを書きまくる?
学術論文やニュース記事の執筆から学生の試験の手助けまで、その多彩さと便利さで話題に事欠かない対話型AIの「ChatGPT」。
一方でマルウェアの作成やフィッシング詐欺といった犯罪目的で利用される恐れもあるとして、サイバーセキュリティ企業が警鐘を鳴らしている。
「ダークウェブではすでに人気」の衝撃 2023/02/09
ユーザーと自然なやり取りができるChatGPTが話題だ。適切に質問すれば、コードやSQL文も作ってくれる。
一方で、この技術を悪用すればセキュリティが脅かされるのではないだろうか?
AIをセキュリティに応用する議論は今に始まったことではない。古くはセキュリティベンダーのESETが発見的アルゴリズムをアンチウイルスソフトに導入していた。 Gmail他のスパムメールフィルタにも、統計的な検知アルゴリズムが使われていた。だが現在は、攻撃者も積極的にAIを活用しているのだ。
☞ 全文閲覧は、ダウンロードURLを開くから… 。
機械学習理論がAI研究に大きな進歩をもたらし、GPUのような演算プロセッサおよびニューラルネットワーク技術がそれを加速させた。近年は敵対的強化学習が成果を上げ、絵画やイラスト、文章までAIがかなりの精度で生成できるようになった。
2022年11月にOpenAIがリリースしたChatGPTは、万能器のように何でも質問に答えてくれて、論文さえ書いてくれる。
OpenAIのGPT-3、Codexは欲しい機能の文章を入れるだけでJavaやPythonなどのプログラム、さらには正規表現のコードも生成してくれる。ChatGPTは、人間のように考えることができる「汎用AI」ではないが、適用範囲は従来のAIより広がる可能性がある。
たとえば、チャットボットによるサポート窓口はもっとまともな応答にできるだろう。
黒田官兵衛は詐欺師だった? 秀吉の天下取り貢献後の冷や飯暮らし
2022.10.24
歴史家・作家:加来 耕三
☞ 嘘をつけない真っすぐな官兵衛
官兵衛は賢い人物です。同時に素直な人でもありました。陰謀家と称される人物は普段から、周りから危ないと思われています。
ですから、調略を仕掛けても、誰もが相当用心をします。ところが官兵衛の調略には、みな引っかかるのです。
なぜかといえば、彼は真っすぐな性格で、言っていることに嘘がないからです。
あまり良いたとえではありませんが、詐欺師に極意があるとしたならば、都合の悪い真実を語ることはしないものの、何よりも「嘘はつかない」ことです。真っすぐ迫る人間は、周りに信用されます。官兵衛は嘘を言わない。だからみんな、彼の調略に引っかかったのです。
官兵衛は過去に、信長に謀叛を起こした荒木村重(あらき・むらしげ)を説得に行って、捕まって1年間も有岡城の牢屋に放り込まれ、そのために片足を不自由にするというひどい目に遭っています。
そこまでやって官兵衛が手にしたのは、"信義"という名声でした。
信長は、村重の城に入ったまま出てこない官兵衛を「裏切った」と思い込み、人質に取っていた息子・長政(ながまさ=松寿丸<しょうじゅまる>)を殺せとまで言いました。
ところが、ボロボロになって助け出された官兵衛を見て、誰もが「あいつは絶対に裏切らない男だ」と思ったのです。
実際に官兵衛は、自分のほうから主君を裏切ったことは一度もありませんでした。
※ メール・BLOG の転送厳禁です!! よろしくお願いします。
コメントをお書きください