「3D CADとJIS製図の基礎」では、“3D CAD運用が当たり前になりつつある今、どのように設計力を高めていけばよいのか”をテーマに、JIS製図を意識した正しい設計/製図力に基づく3D CAD活用について解説。
出典:3D CADとJIS製図 by 土橋美博 ()
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はじめに
近年、3D CADの推進や運用に取り組む企業、設計現場が増えていますが、
3D CADは設計ツールであって、設計力とは別物だ!
今さら2次元の図面なんて……
といった言葉を耳にしたことはありませんか?
本当に、3D CADは設計力とは無関係なものなのでしょうか。
2D図面をムダと決め付けて、製図(JIS製図)を軽んじてもよいのでしょうか。筆者はこうした言葉を聞くたびに疑問を感じています。
設計力の1つといえる製図と、ツールとして捉えられがちな3D CADの関係性について、筆者は以下のように考えています。
製図とは/3D CADとは
・製図は設計者の基盤であり、重要な設計力の1つである
・3D CADはこの製図(力)によって運用されるべきである
・3D CADはもはや設計力の一部である
・設計者は以下の知識(機械設計7つ道具+3D CAD)に基づく設計力が必要である
・JIS製図
・公差設計
・機械材料
・強度設計
・信頼性設計
・要素設計
・加工法
・+3D CAD
これからエンジニアの道を志す工業系の学生の多くが、学校で当たり前のように“3D CADの使い方”を学んでいます。
しかし、製図に関しては必ずしも十分な履修時間があるわけではないようです。
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