グローバルニッチトップ113社、いつ買うべき?
市場成長率2.21倍を見据えた投資とは
山田健彦
2020年7月16日
グローバルニッチトップ企業
経産省が2020年版のグローバルニッチトップ企業を選定、公表しました。
その定義は、以下となっています。
大企業:特定の商品・サービスの世界市場の規模が100~1,000億円程度であって、過去3年以内において1年でも、概ね20%以上の世界シェアを確保したことがあるもの
中堅企業・中小企業:特定の商品・サービスについて、過去3年以内において1年でも、概ね10%以上の世界シェアを確保したことがあるもの
前回に実施された13年度から日本企業を取り巻く事業環境は大きく変化しています。デジタル経済の進展や世界の政治経済情勢の変動、少子高齢化のような社会構造の変化などを踏まえ、新たに113社を選定したとのことです。
その内訳は、以下となっています。
機械・加工部門:61社
素材・化学部門:24社
電気・電子部門:20社
消費財・その他部門:8社
重視されたポイントは、「収益性」「競争優位性」「戦略性」「国際性」の4つ。
選定企業は単純平均で世界シェア43.4%、営業利益率12.7%、海外売上比率45.0%という内容になっています。
また、各企業が提供している製品・サービスの5~10年後に予想される市場規模は平均して2.21倍の成長率になる見込みとしています。
主な上場企業は?
その中から主な上場企業を並べてみました。
7月10日(金)現在では、いくつかの例外を除きチャートの形状が冴えないものが多く、買えるようなタイミングではありませんが、継続監視する価値は十分あると思います。
これら先端技術を持ち、世界シェアが高い企業では、製品の価格決定権を自分たちの側で持つことができ、値上げの主張が通りやすいという特徴があります。
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