われわれの脳自体、「ミスを起こしやすいメカニズム」になっている!!
1. メモリー・ミス (忘れた! )
2. アテンション・ミス
(見落とした! )
3. コミュニケーション・ミス
(伝わっていない! 聞いていない! )
4. ジャッジメント・ミス
(判断を間違えた! )
「上司の木下課長に呼ばれ、高橋工業宛に会社案内のPDFを送ってほしいと依頼されました。自分のデスクに戻ると、見積もりを待ちわびていた渡辺金属から新着メールの通知。見積もりの結果次第では、いまいち営業担当者が信用できない城島産業と仕事をしないといけません。期待と不安でメールを開き、添付されていたファイルを開こうと思った瞬間に電話が入りました。佐藤通信から上田先輩宛てでした。電話をつなぎ終えるとスマホのライン通知。学生時代の悪友、広瀬から飲みの誘いでした」
(出所)『図解 仕事のミスが絶対なくなる頭の使い方』
メモを取らない人は仕事が非効率
メモを取る習慣がない人からすれば、メモを書く手間を省いて仕事を少しでも効率化している気になっているかもしれません。
しかし、メモに書かずに頭で「覚えておかなきゃ」と思うこと自体がワーキングメモリのムダ遣いであり、仕事の非効率化の要因になっているのです。
ワーキングメモリは短期的に記憶を保存するだけではなく、脳の作業台でもあるのです。
覚えておかないといけない量が増えるほど、作業台が狭くなり(=注意を消費し)、複雑な情報の処理ができなくなります。その点、メモに書き残せば、即座にワーキングメモリを解放できますので、仕事の精度やスピードも自然と上がるのです。
先輩社員が新人に対して「メモをとれ」と口うるさく言うのは、今までの新人たちの姿や、自分の若い頃の実体験から、どうせすぐに忘れることが目に見えているからです。
とくに新人の頃は新たに覚えないといけないことが膨大にあります。ぜひメモを活用して効率的に仕事を覚えていってください。
ベテランの方も、これを機にメモの効能を再確認し、仕事のミスを減らしていってください。
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