2019年米中貿易戦争はどう展開していくのか
トランプ大統領と共和党では目的にズレも
渡辺 亮司 : 米州住友商事会社ワシントン事務所 シニアアナリスト
2019年01月17日
「金融市場はドナルド・トランプがアメリカ大統領である事実にようやく気づいた」。
2008年の金融危機を的確に予測し「悲観論博士(Dr. Doom)」とも称されているニューヨーク大学のノリエル・ルービニ教授はアメリカ経済が貿易摩擦の影響懸念が高まった2018年12月、このようにプロジェクトシンジケートに記述した。
アメリカ経済は足元では堅調に推移しているが、株価は特に2018年第4四半期以降、乱高下を繰り返し、ビジネスの先行き不透明感は高まっている。2018年の株価は通年でリーマンショックが起きた2008年以来となる下げ幅、12月のみの数値では大恐慌最中の1931年以来の下げ幅を記録した。この不安定なジェットコースター相場は、当面、続くことが予想される。
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