九州「太陽光で発電しすぎ問題」とは何なのか
せっかくの再エネ発電を無駄にしない秘策
九州電力は10月13・14日、20・21日の週末2週連続で、一部の太陽光発電の一時停止を求める「出力制御」(出力抑制)を実施した。
離島以外での出力制御は全国初となる。これらの日の九州は晴天。太陽光発電が増える一方で、気温低下で電力需要は伸びない見通しだった。電力が余って供給が不安定になり、大規模停電につながるのを防ぐため出力制御に踏み切ったのだ。
このように太陽光発電など再生可能エネルギー発電の弱点は、天候次第で発電量が大きく変動する不安定性だ。
再エネ先進国ドイツでは、その対策として、電気を水素(またはメタン)ガスに変えて貯蔵するP2G(Power to Gas)の活用が始まっている。
ドイツにおけるP2Gの取り組みについて、『日本の国家戦略「水素エネルギー」で飛躍するビジネス』の著者・西脇文男氏がリポートする。
* 水素には、化石燃料の代替という以外に、「エネルギーキャリア」という、もう一つの重要な役割があります。
これがいま話題のEV(電気自動車)との大きな違いです。
水素は、単に自動車にとどまらず、産業・社会全体に巨大転換をもたらす可能性があるのです。
「EVシフト」を超えるメガトレンド! 日本が世界をリードし、160兆円の巨大市場が出現する!
2020年から本格的な拡大が予測されている「水素エネルギー市場」について、その全体像を初めて示した待望の書。
FCV(燃料電池自動車)にとどまらない幅広い関連業界の動きを完全網羅し、関連企業の最新動向をレポート。
◆これが日本の水素基本戦略のシナリオだ!
水素ステーション 100ヶ所(現在) → 160ヶ所 (2020年) → 900ヶ所相当(2030年)
FCV(燃料電池自動車) 2000台(現在) → 4万台(2020年) → 80万台 (2030年)
FC(燃料電池)バス 2台(現在) → 100台(2020年) → 1200台 (2030年)
FCフォークリスト 40台(現在) → 500台(2020年) → 1万台 (2030年)
家庭用燃料電池 20万台(現在) → 140万台(2020年) →
530万台 (2030年)
(エネファーム)
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