「自動車革命」は日本半導体のカミカゼになる
「ソニー、東京エレク、東芝」巨大投資の背景
2018年06月21日
この時代において、1年間で36%も成長する市場などあるのか。
そのミラクルな成長神話を築いているのが、半導体装置市場である。
2017年の同市場は約560億ドルと、前年比36%増で過去最高を記録したのだ。
この背景にはIoT時代を迎えて世界経済の牽引役となってきた半導体の需要急増がある。すなわちデータセンター向けのフラッシュメモリー、DRAMなど半導体メモリーが急成長しており、これに対する供給は著しく逼迫している。
また一方でエコカー、自動運転、コネクテッドカーなどのIoT化が進む自動車向け半導体の急成長が確実となっていることもあって、当面この活況は継続していく見通しなのだ。
世界全体の半導体設備投資も2018年は過去最高の10兆円に達する見込みであり、 この投資ラッシュを支えるキーワードはIoT/車載にあるといえるのだ。
40年近くにわたって半導体報道にかかわり、この分野で業界最古参のカリスマ記者と 称される泉谷渉氏が近著『日本vs.アメリカvs.欧州 自動車世界戦争』の中で半導体100兆円時代の到来および次世代自動車がもたらす半導体インパクトを徹底取材。
ここでは、IoT/車載を追い風に成長する日本の半導体産業の活況を展望する。
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