AIがAIを「だます」ことで賢く成長
学習プロセスを加速、弱点を補う「敵対的生成ネットワーク」
AI(人工知能)は多種多量なデータを「深層学習」することで賢くなる。この学習プロセスを加速し、弱点を補えるのが「敵対的生成ネットワーク(GAN)」だ。 敵対するAIを「だます」ことで賢く成長し、従来のAIにはない「想像力」を獲得する。(日経ビジネス2018年2月5日号より転載)
実在するセレブの写真を基に「存在しそうなセレブ」の画像を大量に作り出す──。米半導体大手エヌビディアがユーチューブで公開した動画が、注目を集めている。AI(人工知能)の新技術である「敵対的生成ネットワーク(GAN)」の威力を見せつけたからだ。
エヌビディアが用意したのは約3万枚の顔写真。これをAIに読み込ませると、別のAIとの“知恵比べ”が始まった。
片方のAIが目や口などのパーツを微妙に変えた画像を作ると、もう一方のAIはその画像が本物かどうかを判定する。
AIが生成した偽の画像だと見破られた場合は失敗原因を分析し、新たな画像を生成して再挑戦する。
最初は顔がゆがんだり肌の色が不均一になったりして、明らかに不自然な画像になったが、試行錯誤を続けることで精度が向上。
20日程度すると「いかにもセレブ」な雰囲気を持った画像をAIが生成できるようになったという。
「敵対」するAI同士が切磋琢磨し、お互いの能力を高められるのがGANの最大の特徴だ。
あるAI研究者は「学会では2017年、GANが最も話題に上る技術だった」と語る。
昨今のAIブームの主役である「ディープラーニング(深層学習)」の弱点を補えるからだ。
AIを成長させるためのデータを、実世界だけではなく、コンピューター上の仮想空間からも獲得できるようになる。
OTM研究所 OGAWA (日曜日, 29 4月 2018 23:48)
國本さま、コメントの返信が大変遅れてしまってスミマセン♪
不慣れなBLOGの編集などに時間を要して悪戦苦闘してますが、今後とも精進して参りたいと思います。BLOG記事の中で、不明点などあれば、ご遠慮なく連絡いただければ嬉しいです♪
歯に衣着せぬ、舌鋒鋭い「コメント」をお待ちしておりますので、今後ともよろしくお願い申し上げます。
くにもと のりお (月曜日, 23 4月 2018 10:07)
500号配信(ブログスタート) おめでとうございます。
また、大変な熱情に心より敬意を申し上げます。
次なるいただきは1000号 発信であります。
楽しみにしております!よろしくお願い申し上げます。